紹介がギリギリまで遅れましたが、本日2024年3月17日(日)、和歌山市の和歌山市県民文化ホールにて『第42回耳の日記念のつどい』が行われます。受付がお昼の12時、開会式典が12:30〜となってます。当日券で参加できると思うので、どうぞお近くの方、あと少しくらい遠くてもお出かけしてみてください。ただ、午後から雨模様の予想なのでお車の方は運転お気をつけください。

 

 さて、今回の和歌山県のメインゲストは映画『ヒゲの校長』の主役、高橋潔役を演じられたサイレントボイス代表の尾仲友哉さんです。尾仲さんは聞こえない両親に育てられた聞こえる人で、こういう人はコーダと呼ばれています。小さな頃から自然に手話を覚えているのでろう者とのコミュニケーション能力が段違いに高く、和歌山県でも通訳士として活躍されている方は多いです。今回は生い立ちや映画の話など貴重なお話が聞けることでしょう。あと、その他アトラクションも和歌山県はいつも凝っていて、楽しいプログラムが用意されていると思います。(和歌山市のよさこいチーム「紀州みかんちゃん」のステージあり)

 

 そして今年の6月6日〜9日には『第72回全国ろうあ者大会 in 和歌山』が行われます。

全国回り持ちで行われている業界最大のビッグイベントです。

申込みの受付は始まってますので、こちらもチェックお願いします。

記念グッズの販売やら、申込方法、いろんな楽しい情報が詳しく載ってますので、和歌山県聴覚障害者協会のサイトを御覧ください。

 

→第72回全国ろうあ者大会の詳細

 

 

 ということで、今日も一日、皆様それぞれ有意義にお過ごしください。俺はまあ、お彼岸ですから両親に代わり、『よってて』行って高野槙買って、お墓の掃除に行ってきます♫

 

 

 

☆☆ もとひこからのPR ☆☆

 

↓ヒゲの校長・高橋潔さんの活動を中心に描いた山本おさむさんの名作漫画です。

手話と関係ない一般人にも読んでもらいたい内容です。

 

 

↓上の漫画が描かれたのは高橋潔さんの娘・川渕依子さんの本がキッカケとか。依子さんの本は映画や漫画で描かれていたのはほんの一部だと思えるほどの濃い内容です。この本で初めて故・川渕依子さんや先人たちが身近になりました。

 指文字の出来た逸話や、特に藤井東洋男先生の欧州視察旅行はほんとに感動した。昭和5年という時代に、言葉もわからないような国を無銭旅行に近い状態で多数まわり、これ以上ないほどのきわめて優秀なレポートをまとめておられます。いや、もしかしたらこの時代の先生を志す人たちの学識はみなさん高かったのかな。また全日本ろうあ連盟創生の際、役員は一切ろうあ者があたることを提唱したのが藤井先生だと藤本敏文さん(初代連盟長)の記事もあります。長生きされていたならもっと後世に名を残しておられた方だと思う。

 特に趣味以上で手話に携わってる方は、川渕依子さんの著作はぜひ読んでおいた方がいいと思います。