告知が遅くなりましたが、明後日の1月27日の土曜日、三重県紀宝町にある『まなびの郷』で午後2時から映画『ヒゲの校長』の上映会があります。入場無料です。

 三重県御浜町にある手話サークルおれんじの仲間もそろって見に行くらしいです。たぶん近隣の市町村からもたくさん手話仲間があつまるんじゃないかな。ちょっと遠くの人も熊野観光と絡めて観に来ていただければと思います。

 もちろん手話とかまったく分からない人にも来てほしい。いい体験になると思います。

 

 

 映画内容については、かつての実在の人物、大阪市立聾唖学校の校長だった高橋 潔さんにまつわるストーリーとなってます。高橋さんは全国のろう学校で「口話法」が推奨され、手話を禁止する風潮に異を唱えて、手話を守り続けた人として今でも尊敬を集めています。

 

 彼を主人公にした漫画に山本おさむさんの『わが指のオーケストラ』(全4巻)という作品があります。これはこの業界で知らない人はいないくらい有名な漫画です。

 実はまだ手話と出会ってない時に、友人からこの本を読んで感動して手話サークルに入ったという話を聞きました。どんな内容なのか気になってすぐにこの本をAmazonでポチってみた。それでこの本読んですぐに手話サークルに入ろう……とはならなかったけど、泣きもしたし、深く考えさせられる内容だった。初心を忘れそうになった時、読み返すといい本だと思う。全4巻と短めなので、押し売りみたいで悪いんだけど、まだ読んだことない人はぜひ読んでほしい作品です。

 

 

 

 

 そしてその山本おさむさんがこの漫画を書くきっかけになったのが、高橋潔さんの娘・川渕依子さんの書かれた『指骨』(1967年)という本。高橋潔さんの功績を広く世に知らしめたという意味で、川渕依子さんの功績も非常に大きいと思います。

 現在、川渕依子さんの著作は入手困難本が多いですが、最後の著作『高橋潔と大阪市立聾唖学校ー手話を守り抜いた教育者たち』は今のところまだ定価で買えます。

 この本の最後に「書き終えて、何だか私の背に負うていた荷がすっかり下ろされた思い、そんな安堵を感じているのです」とあります。天国に召される2年前に最後の一冊として書かれた依子さんの思いのこもった本です。

 少し前にAmazonで買ったら初版本が届いたので、増刷されなければこの本も紙版は入手困難になります。なので気になる人は、早めに入手して一読をおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 あとYouTubeにこの映画『ヒゲの校長』に関する動画がいくつかありますので載せておきます。お近くで上映会があればぜひ観に行ってね♫

 

 

 

 

 

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↓こちらも山本おさむさんの作品。

誰かが書いてましたが、1巻だけでいいので読んでもらいたいと。俺もそう思う。個人的にすごく衝撃を受けた。

1巻だけなら中古で安く買えます。