西武は米国教育リーグに選手を送れ | 備忘録以上、評論未満。

 

 

いま西武ライオンズについては

 

なーんも語れない状態なので

 

ちょっと前向きなテーマで一つ

 

球団本部に提案したい。

 

それは

 

 

米国教育リーグに

若手を送り込む

 

 

 

 

昔のライオンズは

 

米教育リーグに選手を派遣していた。

 

最も代表的な選手が

 

・秋山幸二

・工藤公康

 

 

西武OBでホークス監督だった彼らは

 

いまや球界のレジェンドだ。

 

二人とも広岡達朗氏が

 

監督だった時代に育った選手。

 

米国行きも広岡氏の希望だった。

 

その広岡氏は

 

ドラフト会議で一位指名した選手を

 

ヤクルトにかっさらわれたが(抽選)

 

その場で「じゃあ彼を指名する」

 

と決めたのが

 

いま西武ライオンズで指揮を執る

 

渡辺久信GM兼監督代行だ。

 

その期待に応えた渡辺氏は

 

160勝で2000奪三振という

 

素晴らしい成績を残した。

 

 

 

秋山氏は高卒入団2年目から

 

計3回の米国野球留学をしている。

 

1982年~1983年だ。

 

サンノゼ・ビーズ(カリフォルニアリーグ)

アリゾナ・アストロズ(アリゾナ教育リーグ)

 

秋山氏が西武に入団した経緯が

 

普通とちょっと違っただけに

(※ドラフト会議での指名ではない)

 

「西武は秋山をアメリカに送り込んで

 なにを企んでいるのか?」

 

などと

 

スポーツ紙がたまにコラムで書いていた。

 

当時高校生だったわたしは

 

ギャンブラーだった友人の父親が買う

 

スポーツ紙でよく読んだ(笑

 

ちなみにその留学効果は凄まじく

 

翌84年はホームラン4本だったが

 

その翌年の85年から

 

なんと年間40本ペースとなった。

 

技術面(打撃フォームの改善)や

 

タイミングの見極めだけでなく

 

精神面でも鍛錬されたと語っている。

 

 

 

工藤氏は高卒入団3年目に

 

やはり秋山氏が送り込まれた

 

サンノゼ・ビーズに野球留学した。

 

秋山氏に比べると期間は短かったが

 

あるインタビューでこう語っている。

 

・・・・・

「現地ではメジャーを狙って一球一打にかけ、真摯(しんし)に野球に取り組む選手たちに圧倒された。身震いするほどのプロ魂を見せつけられ、自分の甘さに愕然(がくぜん)とした。強くなるには技術よりも取り組む姿勢や、一生懸命な気持ちが何よりもまず重要なのだと教えられた」

・・・・・

 

参考メディア

 

 

 

球団が留学で学んで欲しいのは

 

もちろん技術面だろうが

 

最も学んで欲しいことは

 

工藤氏のこのコメントに書いてある。

 

 

 

さて

 

送って欲しい選手は

 

以下のとおり。

 

 

長谷川信哉

(22歳・外野手)

 

村田怜音

(22歳・内野手)

 

山村崇嘉

(21歳・内野手)

 

仲三河優太

(21歳・外野手)

 

古川雄大

(20歳・外野手)

 

羽田慎之介

(20歳・投手・左投げ)

 

金子功児

(20歳・内野手)

 

黒田将矢

(20歳・投手・右投げ)

 

成田清風

(18歳・投手・右投げ)

 

 

 

西武には他にも有望な選手が

 

何人もいるが

 

あえて絞り込んでみた。

 

異論反論はあると思うけどね。

 

 

長谷川を除くと

 

一軍での実戦経験はほぼない。

 

だからこそ

 

いまのうちに米国教育リーグに行き

 

技術面や精神面での変化を

 

つかみ取って欲しいのだ。

 

なによりも若いので

 

吸収力は凄まじいはず。

 

1ヶ月と言わず

 

半年くらいの留学で

 

2年くらいかけた育成なら

 

覚醒する選手が数名出ると思う。

 

なお

 

ドライチ(ドラフト一位)で入った

 

蛭間拓哉外野手や

 

武内夏暉投手は

 

すでに出来上がってる組なので

 

ここには入れなかった。

 

育成出身ですでにスタメン入りする

 

滝澤夏央内野手も

 

出来上がってる選手だろう。

 

なお滝澤選手の守備力は

 

プロ12球団で三指に入る。

 

あとは打撃だね。

 

シュアなバッティングをするんだけど

 

まだ一軍の試合慣れしていない。

 

でもバットコントロール術には

 

野球勘の強さがにじみ出ている。

 

私の「推し」です(笑

 

 

 

余談だが

 

今シーズン見違えるように

 

勝ちまくっている

 

日本ハムファイターズは

 

昨シーズンまでの5年間

 

壮絶な成績だった。

 

2019 5位

2020 5位

2021 5位

2022 6位

2023 6位

 

 

昨シーズンまで

 

「リーグ3連覇(優勝)」

「日本一2回」

 

という

 

とんでもない記録を立てた

 

オリックスバファローズも

 

そのちょっと前まで

 

大変だった。

 

2015 5位

2016 6位

2017 4位

2018 4位

2019 6位

2020 6位

 

 

日ハムもオリックスも

 

5年から6年くらいかけて

 

新しいチームを作り上げた。

 

3年目でノリノリの新庄監督は

 

チームをガラッと変えることを

 

いま一番よく知ってる人だと思う。

 

ソフトバンクホークスだって

 

ダイエーホークスだった時代には

 

何年も苦しんだ。

 

西武ライオンズから工藤や秋山が

 

やって来てから

 

チームはガラッと変わった。

 

日本一にもなった(王さん胴上げ)。

 

新しいチームを構築するには

 

最低でも5年くらいはかかるのだ。

 

それだけの覚悟を

 

西武ライオンズは持って欲しい。

 

草の根ファンの願いである。