虹色バイブス向上委員会 | 元晴・MOTOHARU FUKADA オフィシャルブログ by Ameba

虹色バイブス向上委員会

4.25NBSA@横浜BAY HALL
http://nbsa.shop-pro.jp/?pid=18087125
NBSAのフリーペーパーANTA MEDIAに書いたコラムから抜粋した物を載せます。


横浜BAY HALLや横浜GRASS ROOTSあたりで改めてANTA MEDIA読んでもらえると嬉しいです。

 



 俺はゲイだ。
27の時に付き合ったのが最後の女。今は相方と結婚か法的なパートナーシップを日本の制度が認めてくれる日を夢見ている。たまったマイレージだって分け合いたい。悪い事してる訳じゃないと思ってるからオープンにしてるけど、不動産屋さんに男の名前を二つ書いて婚約者として提出しても何も言われなかったのは今の日本では奇跡的かもしれない。
 日本にはマイノリティーに対しても優しい人がいっぱいいる。ただルール(事なかれ主義的保守)が違うだけだと思う。自分の知らない幸せの形を尊重したい、世の中には色んな価値観があるから面白い。そう思えるとしたら多く国が同性婚を認めているヨーロッパ諸国の新主流派と同じリベラルな思考だ。でも実は保守的なところほどそれを突破しようと天才が現れるのも皮肉な事実。1980年代のNYでParadise Garageを舞台に歴史を作ったLarry Levanも黒人でばりばりのお洒落ゲイだし、ハウスだってシカゴのゲイクラブで生まれた。俺が好きなファッションブランドのデザイナーもほとんど全員ゲイだ。だけどみんな正直に生ききっている。
 いらん隠し事や嘘は無い方がいい。今までカミングアウトした時に暖かいリアクションだったみんなに感謝している。受け入れられた時に友情と信頼が深まる気がする。SOIL&"PIMP"SESSIONSのメンバーも今まで一緒に音を出してきたアーティストもスタッフもみんなそのまま受け入れてくれた。だからこれを読んでるみんなもそんな人達だと信じている。例えば誰か知り合いが、何であれ今まで言えなかったことをカミングアウトしてきたら乾杯でもしてやってほしい。正直に生きるのは勇気がいる事だから。




今の日本特に東京はちょっと窮屈だ。
ルールに価値観まで縛られてる。
そこで俺に出来る事ってこんな事くらいしか無いんだわ。