「なまはげ母さん」は、時々角の生える「ぼく」のお母さんのことを、
お母さん本人が自戒を含め、『ぼく』視点で書き上げていく記事でございます。
ほぼ実話。一部なまはげ母さんの希望的観測が折りませられたものになって
おりますが、そのあたりはご容赦ください。

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■2008年12月27日 up記事より抜粋
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2008年12月のクリスマスプレゼントは消しゴムだった。
何故って、ぼくがサンタさんにお願いしたから。


ぼくは7歳。小学1年生。
お母さんと二人で暮らしている。
僕のお母さんは、とても怖い。

いつも

「はやくしなさい」
とか
「くつしたはきなさい」
とか
「さっさとごはん食べなさい」
とか、

やかましい。

でも、ぼくのお母さんは仕事をしているから、色々時間がないんだって
言っている。
だから仕方ないんだ。

僕のお母さんは仕事をしているから、ぼくは学校が終わった後、がくどう
に通っている。
だから、他の子と違って、僕は朝家をでてから帰るまで、すごく長い時間外にいるんだ。
家に帰るのは夜の八時とか。
結構遅いから、帰ってからが大忙し。

玄関を入ったと同時に

「手を洗って、うがいしなさい」
「ランドセルは部屋よ」
「ご飯の支度しちゃうから、学校の用意しちゃいなさいよ」
「プリントとか、明日、特別な持ち物はあるの?」
「お風呂入れられたら入れておいて」
「れんらくちょうは?」
「宿題があるなら先にやりなさいね」

と、一気に言われる。
家についてスグにお母さんはコートを脱いで、手洗いうがいをするんだけど、
コートを脱ぎ終わるまでにはいまみなたいなことを、一気に全部言う。

もっと多いときもある。
まったく、女の人って、一度に本当に色んなことを言うよね。
やになるよ。



そんなこんなで、まいにちどたばたしている僕とお母さん。
だから、学校の支度なんかは、ぼくが何か言わないと、あまり気にしない。



だけど、学校の支度をのんびりやっていると


「まだなのっ?」

と、声をかけてくる。
(ほとんど、怒り声だけどね)





そんなとき、僕はギクリとするんだ。







なぜって、








そんなときは、大抵必要な持ち物が見つからなくて
おろおろしているときだから。






お母さんは、僕がモノをなくすとすごく怒る。





「モノを大事にしないこと」








がすごくきらいなんだって。





だから、 ぼくは、あの時もお母さんには秘密にしていたんだ。






ぼくは「がくどう」に行っている。
そこで宿題や勉強をやるんだけど、なぜかわからないけど
消しゴムをなくしたり、ふでばこがみつからなくなったりする。

消しゴムをなくしてしまって、
学校で先生にある日注意された。

「どうしたんですか?消しゴムがないのかな?」

最初は優しく聞いてくれていた先生も
1日たち2日たち、ぼくがいつまでたっても消しゴムを持っていかないでいると

「お母さんに消しゴムかってもらいなさい」


といった。
僕は、また怒られるなぁ、と思いながら、お母さんにその日の夜、恐る恐る言った。









「ええと、、消しゴムなくしちゃって、先生が『お母さんに消しゴムかってもらいなさい』って」







すると、お母さんは、その辺の怪獣なんかよりよっぽどこわい顔で




鹿部はこっちだ「なんでまた、消しゴムがないのよっ!!






と怒った。




ぼくは

「わかりません」




と言うと、お母さんの筆箱から消しゴムを出してくれた





鹿部はこっちだ「もうあげない!貸してあげるだけだから、ちゃんと返してね!!
鹿部はこっちだ「何回無くすの???もう買ってあげないんだから!!
鹿部はこっちだ「もう自分のお小遣いで買いなさいプンプンDASH!





と怒った。。
そして、、、






鹿部はこっちだ「消しゴム、サンタさんにお願いしなっ!!!!!!!!」







とも言った。








だから僕は祈った。


「サンタさん、、プレゼントは、消しゴムにしてください。。。」




そして、お母さんは、僕のお祈りが終わると、こういった。





鹿部はこっちだ「キャラ消し(キャラクターの形をした彩られた消しゴムなどのこと)なんか
 ダメなんだからね!!!!
 学校に持っていけるやつって、ちゃんと言うんだよ!!!!!!!!」




と。




僕はまた祈った。



「サンタさん、お願いです。消しゴムは消しゴムでも、
 学校に持っていっていい消しゴムにしてください。お願いします」




と。


サンタさんは、ちゃんと僕のお願いを聞いてくれた。
ちゃんと学校に持っていける白い消しゴムをプレゼントしてくれたんだ。

それに、消しゴムの周りの紙には「ウォーリー」の絵があった。
他にも、学校で使える「えんぴつ」「せんひき」「赤鉛筆」もプレゼントしてくれた。

エンピツはちゃんとBだった。
サンタさんはすごい!って思った。
だって、学校で使えるやつは、Bとかのエンピツなんだもん。




ぼくは、朝起きて、お母さんにプレゼントを見せてあげた。
うれしくてうれしくて、いつまでも出していたかったけど、
また無くすと困るから、学校の筆箱にしまった。

今までつかっていたやつは、引き出しにしまって、家で使うことにした。




うきうきしていると、お母さんが「角」をしまってこういった



「サンタさんも、そんなに喜んでもらえたらうれしいだろうね。
 大事にしてくれたら、もっともっと嬉しいと思うよ」


だから僕は上を向いて言った



「サンタさん、ありがとうございます。大事にします」


ってね。