姉が亡くなってから3か月後に
ACの女性限定のグループを仲間と一緒に立ち上げた。
先ゆく仲間から「グループのサービスをしたら回復する」と聞いていたので
この苦しみから回復するならと藁にもすがる思いだった。
初回ミーティングは遠方から仲間が来てくれたが
当時は感情が麻痺していたので
喜びなんて感じられなかった。
仲間数人が分かち合いながら泣いていたが
それを羨ましいと感じたのを覚えている。
私は姉が亡くなった直後は毎日泣いていたが
数日経つとひどい鬱状態になり
感情が麻痺してしまっていて
泣くこともできなくなっていた。
しかし月二回のACミーティングの運営が
最初は苦痛であったが
だんだんと楽しいと思うようになっていた。
そんなある日
自転車で仕事から帰っている途中に
急に悲しさがこみあげてきて泣けてきた。
それが『ついに感情が戻ってきた!!!』と
安心したし嬉しかったのを覚えている。夕陽がきれいな日だった。
姉が亡くなり、自助グループを立ち上げて数か月後の秋だったように思う。