ロシアによる軍事侵略(2022年2月24日、クリミアへは2014年3月1日)を受けたウクライナが、8月6日、逆にロシアに対して、越境攻撃を行うという、これまでの私たちの常識を覆すとんでもないことをやってしまいました。


しかも相手は核保有国であり、さらに民主主義国家ではない、社会主義・共産主義国家のご本家旧ソビエト連邦を束ねていた大国ロシアです。


そして、驚くべきことに、これまでのところ、ウクライナ軍によるロシアへの軍事侵攻は破竹の勢いで、成功を納めています(ウクライナは1,250平方キロメートル制圧と主張、なおロシアはウクライナ領土の約27% 161,000平方キロメートルを占領)。



一方で、ロシアは、当初から脅しとしていた核攻撃はできず、プーチン大統領は窮地に立たされているようにも見えます。



しかし、このことは、核の抑止力、米・中露を頂点とする世界の軍事バランス・秩序が崩れる恐れもあります。



平和ボケの我が国は、今後、抜本的に安全保障問題を見直し、対処しなければならないのではないかと思います。