以前、都内の酔っ払いオヤジが集まる呑み屋街でセンセーの護衛に偶然会い、酔った勢いでボディチェックを受けた記事を書いた。
顔が合ったというか、目があった瞬間に、直角に路地を逃げたがすぐに追いかけてきやがった。
確か2号だ。
護衛2号と勝手に呼んでたひと。
だいたい護衛は3人いた。
あたしと逢うときには。
酔っぱらって、思わずクセでボディチェックをしちゃったのかと思ったが・・・。
違うんだよな。なんか。
デレデレとわし掴みというか、エロく撫でまわされて。
いま、勤務中?と思わずにらんだ。
ま、4課の刑事さんよりはマシだ。
刑事さんは、いつまでも餅をこねるように揉みまくって、誰かが止めなければ永遠にお触りバーだ。
やっぱ、コイツも、いつもと顔つきが違うな。
酒が入るとだれもが堕ちる。
にんげんから妖怪や獣に堕ちる。
『なんで〇〇は、あんたを気に入ってるんだろうね』
あのセンセーを呼びつけかよ。
あぁ、確かにあたしは美女ではない。
センセーはぶすカワイイのが好みなのかと思っている。
『なんか、イイモンでも持ってるんじゃないかなぁ』と、言いながらワイセツな笑いをする。
『このあいだ、〇〇(センセー)が、ここにいてもいいよと言ったでしょ?』
あぁ、やっぱり言い出したか。
赤坂のホテルの部屋で、あなた、ここにいる?(ここで警護する?)とセンセーがコイツに聞いて、彼は、ちらっとあたしを見て『いえ』と立ち去ったことがあった。
これさ、、センセーとあたしが絡むのを見てる?って意味だろ。
公開プレイじゃね。
『ホントはいたかったなぁ・・。笑』
あたしは、泣きたくなるほど傷ついても、いつものようになにも傷つかぬふりをする。
彼の手を握って、指を絡めてあげる。
コイツに嫌われないほうが得だからだ。
ただ、それだけだ。
次のセンセーとの逢引の際には、なにもなかったかのように、表情のない仏頂面で立っていた。
センセーと護衛2号と、3Pだけはごめんこうむる。
このひとたち、守秘義務が多すぎてストレス三昧だから、民家の風呂を覗いたり電車で痴漢プレイをするんだろうな。