なにげなく、日本の女子バレーボールの試合を眺めていた。
昔と、だいぶルールが変わった。
真鍋監督のほかに数人の男性がいる。
マネージャーか、サポーターか、コーチ的存在か解らぬが、データが表示された端末やノートを持っていた。
そのなかのひとりの男性が、短いタイムのあいだに、古賀という選手(キャプテンらしい)にお水を渡し、そのあとに、ちいさなものを渡した。
それは、リップクリームだったのだ。
それもだ、ニベアリップでもワセリンでも、メンタムでもねぇよ。
しっかり見たんだ。
それ、イブ・サンローランのリップなのよ。
サンローラン ラブシャイン リップ。
5,940円のだぜ。
サンローランが今年の4月ぐらいに、11年ぶりで発売した新しいシリーズのリップ。
フルーツオイル配合で、ものすごくとろけてみずみずしいツヤが出る。
薄い膜が唇に出来て、潤いが長続きするんだな。
色味は全体に薄づき。
それを、その男性がポッケからさりげなく出して渡していた。
まるで彼氏のようだ。
いや、、なんでも選手のことを知っていて、サポート出来ないといけないのかもしれん。
古賀選手にとっては、そのサンローランのリップがお守りであり、なくてはならん存在なんだろ。
そういや、数名の選手は眉が整えられ、アイライナーも入っているような。
勝負下着ではなく。
勝負メイクもありか。
昔の根性もののように、殴られて、蹴られるよりはマシだ。
古賀さんの旦那さんもバレーボール代表選手なんだね。
これ、きれいな薄いピンクだったよ。