新宿区でもいろいろある。
戸山ハイツというのは、人骨100体が発見された場所の隣りにある。
平成元年に、国立感染症研究所が移転する工事で発見された。
人骨には銃で撃たれた跡や、切られたり暴力を振るわれたりした形跡があることから、元々あった731部隊と軍医学校・陸軍病院での人体実験の人骨であると考えられている。
団地はその目の前だ。
新宿まで歩くには距離があるが、便利な場所。
ただ、高齢者も多く、店舗などはシャッターを下ろしているのが目立つ。
当時。
同じ場所の現在。
赤い🔴は感染症研究所。
下にある立派な病院は国立医療研究センター。
尾張藩の下屋敷があった場所で、今でも緑が多い。っうか、不気味なほど森が暗い。
左方向が新大久保になる。
ここで行われたのは生物兵器の実験だ。
被験者を人間だと思わないように、職員に被験者を『マルタ(丸太)』と呼ばせた。
人体実験をされたのは、主に朝鮮人、中国人、モンゴル人、ロシア人、アメリカ人など。
同じ日本人だと言葉が聴こえるし、職員もこころがうろたえることがあるかもしれない。
母親と幼いこどもが、同じガラスの小部屋で毒ガスで殺された。
子供は、母の顔をじっと見つめ、母は子供を抱きしめていた。
職員の業務は、母と子が、どのくらいの時間で死ぬかを計測する仕事だった。
あなたの夫も息子も孫も、ヒトゴロシをやっても罪にならない時代が、また、やってくる。
逆に殺されても、戦争だったんだしぃで終わらされる。
母であるあなたなら、だって、仕方ないのよ!国の命令だったんだから、この子には罪はない!とほざくだろうか。
ホントに、国の命令だから人を殺すのはしかたねぇのか。
それとも、ヒコクミン!と近所に言われて仲間外れになるのがいやなのか?
なんであんたの子供は生きてるのよ、うちは死んだのに!と村八分に遭うのがいやだからか。
みんなで死ぬのが当たり前だからか。
それが国家か?
そんなもんは国家じゃねぇ!
そんな無思考な奴隷仲間などいらん。
あたしはひとりで結構だ。
非国民で構わねぇよ。
だが、もうすぐ、そんなトチ狂った日本がやってくる。
ちなみに、731部隊の研究者らは、マッカーサーに研究資料を渡すことで罪をまぬがれた。
もう、この世に生きていねぇだろうが。
トンネルを抜けたらそこは・・・。