ぶんしろ〜(ノ≧∀≦)ノ | さりながら

ぶんしろ〜(ノ≧∀≦)ノ

藤沢周平、「蝉しぐれ」、『藤沢周平全集』、第20巻、平成4年

あんまり読まない時代物を読んでみました。

なんとなく、時代小説は藤沢周平からと決めていて。やっと手にとった本になります。

主人公の牧文四郎の人生がせつなすぎるね~。
思わず「がんばれ、がんばれぇ」と応援したくなります。しかしよくメゲナイよな。
けっこう悲惨とも言えるくらいの運命をたどるのですが、
主人公の振る舞いや雰囲気は爽やかですらある。

解説を読んでなるほどと思ったのだけど、最初の描写はわりとあっさりしています。淡白なくらいに。
でも別に景色が浮かばないとかではなく、活き活きとした情景が浮かんできます。
導入で「淡彩」というのが、長編で疲れない(読者に疲れさせない)ために必要だと書いてあって、
なんか妙になっとくしました。
本で息切れしやすい自分が、最後まで読めたもの。

2005年に映画化されてるんだΣ(・ω・ノ)ノ!
え、今田耕司にふかわりょう……?(^_^;)
このさき見ることあるだろうか…