今年最後の期待の幼虫が5/4に交換して約3ヶ月が経とうとしている。
 
菌糸は綺麗だが何となく蛹室を作った跡ががあるのでこの暑さの中羽化している可能性もあるので
掘ってみることにしました。
 
5/4の時点では16.5gの♀です。53mm越えが十分狙えるサイズです。
蛹や前蛹である可能性もあるので、慎重に菌糸を削っていきます。
 
ぼこっと穴が空いて少し上壁が落ちたので細いスプーンで書き出します。
穴の空いているところからは相当下の方にいるようで中々見えません。
 
何とかライトを当てて正体を確認しました。
 
予想通り羽化していました。
 
これは、昨年4月末に羽化したGゴールド82系統の♂78.0mm×♀52.8mmを
その9月に早期セットして10月末に割り出した子供です。
 
過去最大の親なので期待していました。
 
冷やし虫家などでもう少し低温で飼育できればまだ少し体重も伸びたのでしょうが
常温飼育でこの6月からの高温。えくぼや羽化不全が心配でした。
 
結果、頭を見たとき小さい♂ではなくデカい♀の頭でした。
 
取りだすと見事に完品で50mmは楽にあると感じました。
 
でも、実際測定すると頑張って51mmと言うところ。
 
やはり、高温で伸びなかったのが原因かと思われます。
 
でも、何だか逆三角形で長さにしてぶっといのではと思いながらにやにやしてました。
 
そこで、今年産卵に大活躍してくれた通称Dゴールド80系統の55mmと一緒に掌に載せて
比較してみました。
 
どう感じたと思いますか?
 
いやーデカい、とにかくデカい。55mmはとんでもなくデカいと言う結論です。
 
二回りくらい大きいのです。幼虫時の最大体重は殆ど変わらないのにも越冬してまだ暑くない季節に
 
羽化してきたものと暑いまっただ中で羽化したものとの差は大きいと感じました。
 
ということで、この55mmから採れた41頭の幼虫は期待大です。
ただし、この高温時に初令期を過ごしてますのでどうなることやらです。
 
大体29度~31度の間を推移しているようです。
 
それと、大変小さいGゴールド84系統の卵が1個だけタッパに入れてあったのですが
とても孵化しないとほったらかしでした。
 
卵と7mm四方の3cmくらいの長さの材と一緒に入れておいたのですが、材の囓りかすが
あります。
 
もしや孵化してこの細い材に食い入ったとのかと思い割ってみるといました。
 
小さい初令君がティッシュの上を転がって材に噛みつき食い入ってます。お見事。
 
ということで、再びプリンカップの登場です。タイミングが合いませんね。笑。
 
まだGG82系統で2個卵がありますがこちらは無理なようです。
 
これで今年羽化してくるものに期待できるものはいません。
 
それよりも割り出した幼虫の次の交換時が楽しみです。