今日は朝から成虫のゼリー交換の後、菌糸瓶の様子を1本ずつチェックしました。
菌糸瓶についてはキャップにかなり水分が付いており、蓋の通気が悪いのか、菌糸瓶の中と外の
温度差があるのかどちらかですが、少なくとも通気が悪いのは間違いありません。
今年のPITのクリア瓶のキャップははめにくい+通気悪いの2重苦です。
おまけに熱による劣化が早くそのための水分が大量に出てボトルが軽くなっていきます。
中には前回体重より明らかに大きくなっているのもいるので全然期待がないわけではありませんが
昨年の結果からするとばらつきが大きく食いが悪いです。
さて、表題の幻の最大個体ですが、実は元気に生きています。
本当は、直ぐに☆になるだろうと思い数ヶ月ティッシュの中、それもラックの一番奥に隠していました。
なぜなら、激しい羽化不全であるためです。
ではどんな羽化不全かと言えば、下バネが収まらずくしゃくしゃになってその嵩張りが上バネを根本で
持ち上げ上バネは閉じていたものの尻が出て背中がすかすかになっているのです。
本当にかわいそうなことをしました。
蛹室で羽化しているときは、上バネが閉じて完品と思っていたのですが、それが思わず下バネが
収まらず且つ根元でくしゃくしゃでありとんでもなく見にくい体になっていました。
それを今まで☆になるのを静かに待っていましたがゼリーを与えて以後は元気溌剌なのです。
そこで改めてお披露目することにしました。
幼虫時の経過は
6/25割だし即PIT800投入、9/17に29.8g PIT1400投入、12/4に31.9g PIT2300投入 4/26羽化です。
80.5mmの我が家の最大個体同様、過去最大体重をの31.9gを記録し、暴れず綺麗な蛹室のまま羽化まで
いっています。
ですから、間違いなく80.5mmよりも大きいのです。
サイズはまともに測定できていないので概算ですが82mm程度です。
もしかしたら種親に使えるかもしれません。来年まで元気に生きていたら挑戦してみたいと思います。
それでは画像です。

下バネが全くなく羽の下が空洞になってしまっています。
とりあえず元気です。しかし、ラックの一番奥で細々と頑張ってもらいます。
一方、14.8gの♀幼虫は

ラベルを剥がしてみると明らかに蛹室です。がっくりです。

まだお尻が出ていますが14.09gの早期羽化です。
今まで、このクラスの早期羽化の経験はありません。
通常、8gとか10gまでが多いのですが、今年はこのほか、13g、12.5g、11gなど少し
大きめのサイズが早期羽化してます。驚きです。
果たしてどれくらいのサイズで羽化しているのかは興味をそそられるところです。