いろいろと仕事の上で新しい仕掛けを開始しているが、言葉の壁もあり中々ベトナム人には
伝わりにくいことが多くある。
伝わりにくいと言うよりは日本人みたいに計算の速い人種はこの東南アジアにはいないのでは
ないかと思うことがよくある。
大学出ていても、英語がぺらぺらでも、日本語の通訳が大体出来ても計算だけは出来ない
と言う人が多い。
以前滞在していた、タイではもちろん、このベトナム、インドネシアでも同様である。
計算というものの考え方が根本的に違うのである。
非常に複雑に計算するように教育されているのか一瞬で出る答えが中々出てこない。
それも電卓を叩きながらである。
パーセントと言う概念は殆どないと言ってよい。
100円の5%引きはいくらと言っても100×0.95とはならない。なんか複雑にするのである。
また、二桁×二桁の掛け算なんか一瞬で出ないといけないのに。まあこれは大げさかもしれないが。。。
最近、東大の卒業生が二桁×二桁の掛け算を一瞬で計算できるように小学生に教えているのを
テレビで見たことがあるが、そんなこと10年前に会社で私が教えていたことで当たり前のことであるし
40年前には私も出来たこと。
話がそれたが、育ってきた環境と言うのはそう簡単には変えられず、それは国が違えばなお更である。
それには真のコミュニケーションが必要であり、しっかり確実に相手に話を伝えることである。
もちろん私も出来ないことであるが、今の駐在員は通訳を通して話が通じていると過信してしまっており
相手の頓珍漢な答えに対して疑問を持っていないところが一番大きな問題だと感じた。
海外では兎に角相手を信じるべからずであり、どこでどんなどんでん返しを食らうか判らないので
常に注意が必要である。