「要介護1」に決まったと連絡があった。
(軽度)要支援1→要支援2→要介護1→要介護2→要介護3→要介護4→要介護5(重度)
というランクなので、下から3番目。
在宅サービス費用のうち、介護保険から支給される上限額は165,800円。この値段までは1割負担でよい。
でも「介護」が付くと、特別養護老人ホームに入所できるなど、かなり意味がある。
思ったよりも良かった。
これはハッキリ言って僕の「事前準備の良さ」の勝利だな。
「要支援2」か「要介護1」の、どっちに転んでもしょうがないと思っていたし。
認定調査の日に、具体例を挙げたり、紙を用意したりしたのがよかったな。
さて、さぁ在宅サービスを受けないと。
***
「在宅サービス」とは・・・
(1)訪問介護:家庭を訪問したヘルパーが身体介護や生活援助を行うホームヘルプサービス
(2)通所介護:高齢者がセンターに通って入浴や食事、健康チェックなどを受けるデイサービス
(3)短期入所生活介護:介護者が病気などで一時的に介護できない時に預かってもらうショートステイ
***
さてうちは何をしてもらいたいか・・・。
母は身体は元気。病気もなければ、足腰も丈夫。
とにかく母は「記憶」がゼロに等しい。
言われたことをその瞬間しか覚えていない。
だから、「金銭の管理」「貴重品のチェック」「服薬のチェック」・・・かな。
月初めに生活費を現金書留で送金しているが、この前みたいに、まだ14日なのに、残り1万円しかなくなったし・・・。
「毎日2千円以上使ったらダメだ!」と言ってもすぐ忘れて使っちゃうから。
それにハンコもないし、保険証もないし。
認知症の薬をせっかくもらったのに、4日分しか飲んでないし。
こういうのを(1)訪問介護の人(ヘルパーさん)がチェックしてくれると助かる。
あとは(2)通所介護(デイサービス)。
これはやがて「特別養護老人ホーム」に入所しやすいように通わせておきたい。
契約予定の紹介されたケアマネージャーさんに電話する。
ケアマネさん「金銭の管理は・・・難しいかもしれませんね。ヘルパーさんの会社に確認しないと。」
僕「本当は、銀行から週に1回お金をおろして、家に持って行ってくれると助かるんですけど。」
ケ「それはダメですね。銀行の入出金だけは、ヘルパーさんはできないことになってるんです。」
そうか・・・。
ケ「あとは当日に相談しましょう。ヘルパーとデイサービスの会社に連絡しておきます。」
ということで、当日の朝8時半に初めてお会いすることになった。
僕は前の日から丸亀入りし、当日朝に備えた。
8時5分にピーンポーン。
ゲー!早いよ!まだ歯磨いてたよ。
丸亀の人は朝が早いのかな?
すると3名の女性が玄関にいらしてた。
ケアマネさんと、ヘルパーさんの会社の人と、デイの会社の人。
いずれも僕と同年輩の女性。
美女(笑)が3人も家の中に勢ぞろいした。
母はなんでこんなに人がいっぱい来てるのか意味がわかっていない。
僕がケアマネさんと話しているのに、自分に話しかけられているかのように、ひとつひとつ自分が答えようとする。
面倒だ・・・。
金銭の管理の件をヘルパーさんに話すと、
母が「そんなんせんでエエで!」と言い出す。
本当にせんでエエんやったら、僕はこんなに苦労しないんだよ。
やっと僕がそばにいなくても、面倒を見てくれる人ができたのだよ。
ヘルパーさんの会社の方は、「サイフにいくら残っているかをメールすることは可能です」とのこと。
その他、貴重品のチェック、服薬のチェックもOK。
その他「やって欲しいこと」は、別途メールすることに。
デイサービスの方にも、「将来、特別養護老人ホームに入りやすくなることを期待しています」というと、
「さらにショートステイ(2泊3日とかで泊まりに行く)もすると、特別養護老人ホームに入りやすくなります。」とのこと。
まぁ・・・泊まりはすぐには必要ないが、そのうち利用することとしよう。
ということで契約。
3箇所(ケアマネ、ヘルパー、デイ)と契約を結ぶため、3つの契約書にサイン。
しかも、それぞれが5箇所くらい住所・氏名を書くところがあったので、母も僕も必死!
ふー疲れた。
でもこれで翌週から、火金にヘルパーさんが45分来て、水にデイサービス(朝から夕方まで施設へ行く)を受けることになった。
これでたった月額約8000円。安いものだ。
さぁこれからは思いっきり、この人たちに頼っていけるぞ!
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