フランス旅行記
これは、私が10年以上前にフランスに旅をした時の記録だ。
旅の途中、世界一速い列車の中、冬の太陽がとても温かく感じるパリのカフェ、世界的に有名な美術館のベンチと色々な所で書いてきたが、結局未完成のまま10年以上が過ぎてしまったのだ。
記憶が定かでないところもあるが、今書きたいので書く。
正確には16年前、私の周りの人たちがやたらと海外旅行に出かける時期があった。それでは私も行くかと思い、
ろくに計画も立てずにフランスに行った。
なぜ、フランスかと言えば、当時私はお酒に興味をもっておりワインの勉強をしたいと思い、選んだ記憶がある。
ワインと言えばフランス、という単純な理由だ。
その理由は、だがしかし、私にとって旅の目的から単なる旅をする口実へと変わっていく。
その時は、私自身知る由もないのだが・・・
Ⅰ テロの脅威
日本から約14時間ぐらいだったと記憶している。成田空港から私は、16年前の冬、雪がちらつくシャルル・ドゴール空港に降り立った。
入国審査、税関などを抜け、荷物を受け取り到着ロビーに入ると私は、いきなり現地の洗礼を受けることになる。
そこには、フランス軍兵士がライフルを手に、ずらっと並んで到着ロビーに流れてくる人々ににらみをきかせていたのだ。
私は、ヨーロッパの空港だけに警備が厳重なんだな、ぐらいにしか思わず出口を目指していた。
後に、ホテルで読んだ新聞で判明するのだが、前日ロンドンで二階建バスが吹っ飛ばされるというテロが起こっていたのだ。
そんな大事件も知らなかった私は、兵士の一人に「荷物の中をみせろ!」と言われても、なんで?ぐらいしか思わず、また、その兵士の英語がフランス語なまりで最初は何を言っているのかが全く分からず、はぁ?という顔をしていたのが、よほど気に入らなかったのか、兵士の口調はきつかった。
ライフル銃をもっている兵士に逆らう気にもならず、荷物をみせると兵士は勝手にがさごそと中身を確認すると、「OK!!You can go!!!!」と言った。
ろくに、荷物も片付けずになにが「You can go!」だと、思いつつもどうしてもライフルが目につき、そそくさとその場を去り、タクシー乗り場を目指した。
荷物をタクシーのトランクにぶち込み、シートに座って、これまたすごいフランス語なまりの英語を話すドライバーにホテル名を何度も告げ、ようやくふうっと一息。
旅の最初の3泊目までは、日本から予約をしていたので安心してホテルへ向かう。
空港から、パリの街へ。
いやがおうにも、気分は高鳴る。
フランス車が猫足と呼ばれる由来になったレンガを敷き詰めた道路、そのまま絵はがきに使えそうな重厚な建物、冬の夜を身を寄せ合うようにして歩くカップル。
どのシーンを切り取っても心を湧きだたせるものばかりだった。
またヨーロッパを訪れるのは、これが初めてだったし、一人で海外旅行も初めてだった。
それに今夜は、長いフライト、フランス軍との攻防など色々とあったので、かなり疲れていた。
とりあえずシャワーを浴びて、明日からの旅に備えようと考えていると、間もなくホテルに着いた。
ところが、まだまだ私は休ませてもらえないらしい。
ホテルのフロントが、私の名前では予約がないと言うのだ。
時間はもう、夜の12時近く。
私の名前でなければ、それでは、旅行代理店の名前ではと聞いても、ますますわからない顔をする。
やれやれ、今回の旅は私は、よほどウェルカムではないらしい。
とにかく、私も疲れているし、もう時間も遅いし、部屋を用意してほしいと言うと、それはできないと言う。
なぜ、できないかを聞くと、ようするに権限がないというのだ。ナイトマネージャーでないと、判断ができないらしい。
では、そのナントカマネージャーを出せ、と私が言うと今いないという。部屋は空いているが、判断ができないので、用意できないというのだ。
ここで、紳士的に振舞ってきた私の堪忍袋の緒が切れた。
ここから、私は約10分間、一方的にしゃべり続け、できる限りの悪態をつき、時には日本語が飛び出し、本日最後になるであろう、戦いに打ってでた。
そして、わからず屋のフロントから、ルームキーを勝ち取ったのである。
日本に帰ったら、旅行代理店に電話をすることを忘れないようにしよう、と思いつつ、荷物をほどき、シャワーを浴び、これだけは大満足した、ふかふかのベッドに文字通り、倒れるように入った。
「明日は良い1日に、なりますように・・・」「あれもこれも、すべてテロのせいだ・・・・」
おやすみなさい・・・
続く・・・・
ブログ2日目
ブログを始めて2日目。早速にメッセージをいただいている。
読者登録の仕方がわからなかったり、他の方々のブログをどうやって検索すればいいのか、わからない・・・
有名人のブログはすぐに検索できるが。
果たして、昨日始めたばかりの私を、みなさんはどうやって私を見つけてくれたのですか?
それすら、わからない・・・
がんばって勉強します。
Hiro
