地熱床システムの盲点~施工不良事例 No.89 【タツノ(株):金沢北店】
地熱床システム(SRC基礎)のかぶり厚不足問題詳しくはこちらをご覧ください。↓地熱床システム(SRC基礎)の盲点 その1~大量の施工不良地熱床システム(SRC基礎)の盲点 その2 ~見えない爆裂現象施工不良事例 No.89店舗名:ユニバーサルホーム金沢北店加盟法人:タツノ(株)建築場所:-建築主:SS様引用元:SS邸基礎の進捗7,19 : ☆☆金沢北店住宅情報☆☆掲載日:2007年7月19日問題点:建築基準法施工令第79条違反(鉄筋のかぶり厚不足)【引用元スクリーンショット】※既に公表されている著作物であることを証する目的で掲載【ココが問題】基礎立上りの上面から鉄筋を引き出しているので土台を設置した時の離隔が不足する。40mm以上なければ法令違反となる。【建築基準法施工令第79条】より鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、耐力壁以外の壁又は床にあつては二センチメートル以上、耐力壁、柱又ははりにあつては三センチメートル以上、直接土に接する壁、柱、床若しくははり又は布基礎の立上り部分にあつては四センチメートル以上、基礎(布基礎の立上り部分を除く。)にあつては捨コンクリートの部分を除いて六センチメートル以上としなければならない。基礎立上り幅150mm、土台幅105mm、鉄筋径10mmである為、基礎立上り上面から鉄筋を引き出した場合は土台と鉄筋の離隔は必然的に40mm以下となり「かぶり厚不足」となる。施主の方々へ【施工前の場合】ユニバーサルホームの社員だけでなく、JIOなどの外部検査機関もこのような施工不良を見落としているのです。発見するには信頼できる第三者に工事監理を依頼するのが良いでしょう。しかしポイントを知っていれば一般の方でも発見することは不可能ではありません。スラブコンクリート打設前の配筋済み状態、できれば土台設置状態の現場を確認ましょう。打設されてしまったら確認することはほぼ不可能になります。後から専門家に見てもらうこともできますので、できるだけたくさん、いろいろな角度からの写真を残しておきましょう。証拠隠滅の恐れがあります。問題を見つけたら必ず現場の写真を撮って証拠を押さえてから担当者に指摘してください。※下図3か4の工程、土台と鉄筋の離隔を直接確認できる4の工程がベストです。撮影できる期間は短いです。ユニバーサルホームHPより引用(わかりやすくする為に画像を一部加工しています)【施工後、引き渡し後の場合】施工が適切である確信が無い方はユニバーサルホームから工事写真を取り寄せてください。JIOなどの検査機関から工事写真を手に入れられる可能性もあります。問題を把握した場合は、ユニバーサルホームだけでなく特定行政庁にも相談することをお勧めします。↓全国建設審査会協議会 特定行政庁一覧国土交通省 特定行政庁一覧地熱床システム(SRC基礎)の施工方法が間違っている工務店は全国に存在します。可能であれば国土交通省の各地方整備局 住宅整備課にも情報提供をお願いします。↓北海道開発局東北地方整備局関東地方整備局北陸地方整備局中部地方整備局近畿地方整備局中国地方整備局九州地方整備局沖縄総合事務局開発建設部その際は、該当の工務店名と、「特殊工法SRC基礎の施工方法に間違いがあり、相当数の施工不良が、複数の特定行政庁にまたがって発生している可能性がある」ことを伝えてください。よろしくお願いします。※地熱床システム(SRC基礎)の施工方法が間違っている事例については、数年前からユニバーサルホーム、(株)八洲などに対し情報提供されてきたものの、適切な対応がなされなかったとのことです。本情報サイトでは、問題の重大性を認識し、公共性、公益性の観点から、注意喚起を目的として、やむを得ず、具体的な事例について指摘を行うこととしました。