読んでごらん、とおすすめされた本。
ヴァイオリン職人の探求と推理
ポール・アダム
青木悦子 訳
創元推理文庫
クラシック好き特に弦楽器が好きな人にはたまらない内容。
主人公ジャンニの博識と自身の業にかける揺るぎない情熱が、読者をヴァイオリン業界の深淵に連れ込んでいく。
土地の情景の描写も素晴らしく、実際にジャンニと共に旅しているようだった。
ヴァイオリンを触ったことのある人は、読んでいる間、表板に松脂の粉が薄っすらと覆う演奏者の満足感、ヴァイオリンの乾いた香りや肌触りを存分に味わえると思う。
貴重な楽器はがっつりと鳴らしてあげてこそ、その存在が価値あるものになるのだ。
ジャンニのヴァイオリンに対する愛を感じながら読んだ。
山口に、来月末、再びストラディヴァリがやってくる。名匠が作った歴史的な楽器の音色が聴ける。
楽しみだなぁ。
