前世紀でベースシンセと言ったら、シンセサイザーでベースラインを(キーボードで)手弾きするもんだったと思います。
まあ他にローランドがギターに特別なセンサーを取り付けて音源を鳴らすシステムのシンセギターを作ってて、そのベース版も有った気はするけど、マイナーだと思います。

リー・リトナーが使ってたSynthAxeとかもあったけど、他に使ってた人を知りません。
(これはギターシンセというか、ギター的インターフェースのシンセ、というのが正しいのかな。ベース版は見た事ない)


現在はベースシンセというエフェクターがあります。入力した音の音程、強さ、長さを検知して、オシレータを内部発音させる、という仕組みです。
普段通りいつものベースを弾くだけで、その音程・強さ・長さで、シンセ音が鳴るというもの。
ウチにあるのはこれ。

で、コイツはMIDI IN と OUTの端子があります。(USB端子はない)


最近の機材は大体USB端子でMIDI通信するので、MIDI端子しかない機材は珍しいです。

ファームアップデートやPC上で動くエディターとの通信にしか使った事ないですが、外部コントローラでプログラムチェンジしたり、外部キーボードの音源としてキーボード手弾きの音源にも使える、はず。多分。

サカナクションの草刈さんもシンセベース手弾きするし、YMOで細野さんもしばしばシンセ弾いてましたよね。
見た目テクノっぽくてカッコいいと思いますw

しかし実際ベースとキーボードの両方を使おうとすると、音どうやって鳴らすのか(シンセからの音はミキサーに送るのかアンプに送るのか)とかもあって、システムが複雑になりがちで、音量バランス取るのに準備やリハも面倒になりそうではあります。
でもこの仕組みだと、ベースのエフェクターにMIDIキーボードを繋ぐだけなので、通常のベース音と同様のベースアンプやラインに代わりにシンセ音が送られるだけで、比較的シンプルなシステムになると思います。(もちろん音量バランスは予め家で追い込んでくる前提)
⬜︎⬜︎⬜︎ベース↓
キーボード→ベースシンセ の構成です。

という事で、持ち歩きできる小さいMIDIキーボード(音源を持たない単なるコントローラ)を探してみました。

でも最近の安くて小さいMIDIキーボードは、USB端子だけでMIDI端子を持たず、電源もUSB給電のが多いようです。
その分本体はコンパクトになってる気もしますが。

それだと、USB給電できるようにアダプターを接続できるUSBケーブルつないで

更に多分USB端子を直結するプラグとか介して

USB-MIDI変換ケーブルを噛まさないといけないと思います。

MIDI端子が付いてるMIDIキーボードもあるけど、OUT端子だけだったり。

また、これらの場合、プログラムチェンジする為のフットコントローラーも使おうと思うと、2系統のMIDI OUTをマージするツールが必要になります。
フットコントローラとキーボードからのMIDIを、一本にまとめると言う事です。
⬜︎⬜︎⬜︎ ⬜︎⬜︎⬜︎ ⬜︎⬜︎⬜︎ ⬜︎⬜︎⬜︎  ⬜︎⬜︎ベース↓
キーボード→MIDIインタフェース→ベースシンセ
フットコントローラ↑

古いIFの機材使おうと思うと、最近の機材は不便やなあ。
こんなので良いのに(製造中止品)
MIDI IN/OUT があって、OUTにはINからの信号をマージして出せます。
              ベース↓
フットコントローラ→キーボード→ベースシンセ

と思ってヤフオク眺めてたら、上記品の未使用品が出てたので、買っちゃいました。
3,100円プラス送料。
これ多分、昔私がゲーム音楽の仕事してた時に、会社で使ってたやつだなあ。