前回のブログで食事に関するアンケートを書いたが、そのアンケートの中で炊事について書く人もいる。
そして、その書く内容もひどい。
なによりも、炊場がひどい。
ぬるま湯工場と言っている者もいた。
まず、何がひどいかというと、工場担当職員が甘い。
工場担当職員は確かに、自分の工場の受刑者を守る立場だ、と言っているがもちろん相手は受刑者なので、厳しくはする。
が、炊場の担当は甘いどころか、悪さをしても目を瞑る。
まず、炊場の入浴時間。
炊場は衛生作業の工場なので作業者は全体入浴の日以外も入浴できるが、炊場は自分達だけの入浴場がある。
この炊場での入浴は時間が決まっているのにもかかわらず、時間になっても職員から声がかからず自由に入れる。
配当に関しては米の分量が決まっているのに、多めに入れたり少なくしたりして、嫌いなやつがきたらサッと少なめを出したり、仲良い炊場の人にはこれこれという感じで食器を叩いたりしている。
ちなみにおかず(副食)類は食事アンケートにもあり、炊場のだけ多いというアンケートもあり、返答には、選ぶ事が困難の為ズルはしない的なことも書いてあったが、実際自分達の場所は決められるし、そしてそこはかなり多く盛られている。
なぜこういう事が多いかと言うと、、、
横で見ている職員が実際なにも見ていないからだ。
ひどい人は、分量が半分もなかったこともあるらしい(受刑者が異変に気づいて報告して発覚した)。
本来はこの様な事も全て懲罰になるが、炊場の人が減ると困るのは結果職員なので、見逃すらしい。
ちなみに嫌いな人には米に小石を入れたりする。
歯がかけたやつもいたが、報告したが米を変えられて終わったらしい(これは身長食といい、体が大きい人は名札付きの物を取るのだが、身長食の人はどれを取るか決まっているのでやられ易い)。
米に虫が入っている(幼虫)事もあるが、これは嫌がらせではなく、取りきれなかった虫なのでしょうがない。
幼虫も米より少し大きい白色なので、よくみんな気付かず食べている。
免業日にも作業になる炊場は、就労基準に合わせ休憩ルームで休むだけの日が設けられる。
この時よく不正で本の貸し借りをしている。
炊場もエリートだという意識が強く、めんどくさい奴が多い。
ただ、飲食店でバイトをしたことがあるというだけで選ばれているだけなのに。
そして、炊場とは少し違う職炊(職員炊場)という工場もある。
こちらは3人程しか選ばれないが、こちらは飲食店でバイトというより社員として働いていた、という者が多い。
その名の通り職員の昼食をつくるので、受刑者の物とは全く違う。
ナマモノもあるので、確かネギトロ丼を作って食べたやつもいた。
バレていたが。
市原刑務所の悪いところだが、包丁が折れたことがあったらしい。
そして、当時の幹部職員が本来所長に報告する案件だが黙っていた。
しょうもない隠蔽だ。
職員も受刑者と大差ないなと言われていた。
そしてなぜ発覚したかというと、職炊の人が所長が来た時に直接謝ったらしい。
受刑者「包丁の件すみませんでした」
所長「なんだそれ?」
そして所長に謝った職員は後で幹部職員から怒られたと言っていた。
「なに報告してんだ!言わなくていいんだよ!こっちで終わらせるのに!」と。
意味わからないと言っていた。
何故職員のしょうもない隠蔽に受刑者が付き合わされるのか。
炊場も職炊も話しを聞くと悪態はまだまだ沢山あるが、共通点は職員が適当ということが多い。
しっかり自分を改めようと思っていても、そういう職員が居ると少しバカバカしくなる。