Z2 とことん車検からの腰下オーバーホールをさせてもらいました。 | moto-JOY Blog

毎回、とことん車検を受けて頂いているZ2。

 

今回もとことん車検と、クラッチを繋ぐときにジャダが出る。との事で入庫。

 

実際に試乗してみると、確かにジャダが出ています。繋がればなんとも無いし、繋がり始めだけの症状。

 

クラッチカバーを開け、見てみると、、、クラッチプレートは全く問題無い、、、

 

クラッチインナーハブをまわすと、、、ありゃ!? ゴリゴリしてる!? 

 

ミッションの歯が欠けたりしたのか、ミッションベアリングか、ミッションクリップの不具合で、隣のギアに当たったりしてるのか、、、

 

相談の上、見るしかない!! と快諾を頂き、早速チェック。

一気にバラスと、、、詳しい方ならもうここで分かると思います。

ミッションベアリングが黒くなってるガーン

しかし曲者なのが、外してベアリングをまわしても、スムーズに周り、あれ!? 直った!?←そんなわけは無いです。

再確認の為、クランクケースに戻し、きちんと締め付けるとやっぱり動きが悪い。

ベアリングのインナーを押し付けながら回すとやっぱりゴリゴリ。 これでやっとお客様にも説明できる。

という流れでエンジンの作業が決定。

車体の方はエンジン無くなって軽いのを言い事に早速作業。

スイングアームを外してガタなどのチェック。問題ないので洗浄と、グリスアップ。

ホイールバランス、振れのチェック、修整。

ブレーキカムの動きが悪いので分解、洗浄、グリスアップ!! 鳴きの原因になったりもします。

 

実走行では殆ど分からなくても、車体が軽くなると引っ掛かりが出てくることのあるステムベアリング。

今回は、傷は少なく、ごまかす事も出来る状態でしたが、きっちり交換。

フロントフォークは漏れがあったので、オーバーホール。

あれれ、錆が発生してきてます。

オーバーフローはまだしていないですが、要錆取りですね。

きれいになったニコニコ

もちろんコックも分解して、洗浄と、パッキン交換をします。

他、車体の方は、充電電圧チェック、バッテリー液量チェック、調整。灯火類チェック、修正。 プラグキャップの緩みチェック、修整。

ケーブル、稼動部のグリスアップ。などをして完了。(詳しくはHPを見てくださいね)

さて、エンジンに戻ります。

ミッションはこのように分解し、

そのまま組まずにシャフトを磨きます!! これで、ギアの入りが格段に変わります!!

シフトフォークシャフトも、、、

磨きます!!

シフトドラムも磨きにくいですが、磨きます!!

クラッチアウターのダンパースプリング交換もさせてもらいました!!

ミッションはもちろんメイン、カウンターシャフト共に磨き、ベアリング、ミッションクリップなどなど交換し、組み付け。

ケース合わせの瞬間が一番緊張します(忘れ物無いか?とか爆弾

よくある液体ガスケットコーティング。これは全く効きません。

グロメットはもちろん新品で、コードを秘密のコードに替えますニヤリ これで、ばっちり!!

 

写真は無いですが、キャブレター内に少しタンク内の錆が流入していたので洗浄し、

いよいよテストラン!! 

 

不具合はもちろん解消!!  ミッションの入りも良くなった!!  ばっちり完成です!!  

 

最近、毎月1台ペースでZのエンジンオーバーホールをさせてもらっています。

フルオーバーホールが何と言ってもベストですが、今回のように、ミッション、クラッチ周りの不具合の場合は

腰下だけでも作業可能です。ギア抜け、シフトが渋い、ニュートラルに入りずらい、クラッチのジャダ、すべり、とにかく不安。

等有りましたら、お気軽に相談しに来てください。

現在も2台フルオーバーホールで進行中ですので、部品を見てもらいながら色々説明させてもらいますニコニコ

 Z1

 MK-2

 

 

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