モトジョイでは絶版車の車検、修理、カスタムを多く承っております。
当店で販売した車両はもちろんの事、他店で購入された車両でも、
オークションで購入されて頼めるショップが無い方でも受け付けております。
優先順位としては当店で購入されたお客様が一番になりますので
時期によっては多少お時間をいただきますが喜んで修理させていただいております。
私たちの作業で１台でも調子の良い絶版車が増えればそれは嬉しい事です。
さて、そんなこんなで修理依頼のあった車両の紹介です。
先日、整備完了して納車させて頂いたO様のCB７５０K１。
もう１台直してもらいたいバイクがあると整備依頼。
K１と入れ替わりで入庫したのが、SUZUKI TS250 ！！
個人的に思い出もあり、大好きなバイクです！！
今回の内容は全体的な点検。
タイヤ交換、排気漏れ修理、電装の不具合等々。
いつもの様にベストを尽くして快調に仕上げさせて頂きます！！
早速、エアクリーナーが・・・・
エアクリーナーボックスとキャブのジョイントラバーも
硬化して縮んでしまい取り付けがままなりません・・・
シリンダーガスケットからの排気漏れと言うあまりない症状。
早速腰上を分解していきます。
エンジンは普通にかかり、多少のノイズはあったものの
乗れる状態でしたが・・・・
シリンダーの縦傷が・・・
シリンダー外してビックリ～！！
ピストンがガリガリ君ですね・・・
しっかり焼き付いています・・・
幸い？ピストンリングが固着しなかったので
かろうじてエンジンがかかっていた状況のようです。
シリンダーガスケットが吹き抜けちゃってます・・・
とりあえずピストンを取り外したら・・・
スモールエンドベアリングがバラバラになりました・・・・
ピストンが見事にシマシマでガリガリです・・・
これでもエンジンかかって走れるところがある意味素晴らしい（笑）
この写真をみた皆さんは「あ～もう直せないね～」と思ったかもしれません。
実はSUZUKIの旧車純正部品はまだまだ入手可能です。
上の写真で純正入手できないのは、オーバーサイズピストンだけ。
エアクリーナージョイントラバーも新品入手可能です！！
それどころか、コンロッド、クランクピン、クランクオイルシールなど
クランクをオーバーホールするのに必要な部品も全て入手可能です。
ピストンだけは社外（又はデッドストック）のオーバーサイズになります。
いつメーカーから供給されなくなるかは解りませんので
長く乗りたいとお考えの方はエンジンオーバーホールを含め
早めの整備をお勧めします！！
現在、このハスラーは作業進行中！！
また、作業の内容をご紹介できればと思っております！！
こちらはH様のGSX１１００S。
他店で現状販売で購入された車両を当店で点検、整備、車検、登録です。
長期保管の車両でエンジン不動・・
まずはキャブのオーバーホールから始めましょう。
やはり、腐敗したガソリンがスロージェットなどに詰まっていました。
キャブレタークリーナーを使い念入りに洗浄。
パッキン、必要なジェット類を新品に交換。
各部点検して組立て完了！！
パワーフィルター仕様からノーマルエアクリーナーボックスに戻しますので
ジェット類はSTDに戻しました。
そして、キャブレター、エアクリーナーボッックスを取り付けて
無事に始動。
パイロットジェットを仮で調整。同調も調整。
車検登録後に試乗を繰り返し最終調整して行きます。
この後、前後ブレーキオーバーホール。
足回り、車体、電装をしっかり点検して車検を通して行きます。
年式の割に程度の良い車体で大きな問題もなく点検整備できました。
もうすぐ完成です！！H様！！お楽しみに！！
こちらはCBX１００を購入頂いたT様のご依頼。
１０数年眠っていたXJR４００を復活させるべくFCRキャブの
オーバーホール依頼です！！
さすがに長期保管です。
腐ったガソリンもすっかり乾燥してしまい簡単には除去できなそうです。
こういった場合は急いで金属ブラシやドライバーで引っ掻いたりせずに
時間をかけてキャブクリーナーに漬け込んで汚れを浮かして行きます。
慌てて針金をジェットに突っ込んだりしてはいけません・・・
なるべく各部品を傷つけない様に優しく、丁寧な作業が求められます。
キャブは精密部品の塊ですから。
と言った具合に、販売車両とは別にたくさんの修理車両も入庫してきます。
最初にお話ししました様に
第一優先は当店販売の車両、お客様になりますので
多少お時間を頂くこともございます。
もちろん当店の主力商品のCB７５０、CBX１０００、Z１など意外の車両の
修理、整備も受け付けております。
１５年間古いバイクばかり整備しておりますので大体何でも直せます（笑）
もし、「私のバイク直せるかな？」と思った方は
お気軽にご相談下さい！！
よろしくおねがいします！！