GS1000 M様の続き | moto-JOY Blog
皆さん台風は大丈夫でしたか??

まだ近所にいるみたいなので気は抜けませんが・・・

とりあえずこちらは大きな被害も無く通常通り営業しております!!

さて、こんな天候ですと試乗ができません・・・・。
後は試乗をしてキャブを調整して完成なのがM様のGS1000。

前回はヘッド分解、洗浄まででしたのでその続きです!!



きれいに洗浄したバルブをすり合わせします。

磨耗もほとんど無くバルブフェイスの状態はとても良いです。

すり合わせだけで十分再使用可能ですね♪

交換しようにも新品は通常ルートでは入手できません・・・。



タコ棒で「カンカン」音をたてながらすり合わせします。

再使用なので若干当り幅は広めになりますが。

一番は圧縮漏れありましたのでしっかり目にすり合わせしておきます。



バルブフェイスはこんな感じに仕上がります。

これで当り幅1.5mmぐらいです。

中古バルブ再使用だとカーボンの噛み込みなどで

フェイス面が荒れていることが多いのですが

この車両は程度良好です。



仕上げたバルブを組み付けていきます!!

カチカチだったステムシールはもちろん新品交換。

これでオイル下がりは無くなるはずです。



バルブを組み付け、コッターの馴染みを確認。

タペット取り付けてヘッド完成です。

念のためリークチェックしましたが問題なし。

つづいてシリンダーとピストンの下準備です。



私は新品、中古問わずピストンのバリ取りをします。

指で触って引っかかりがあると気になるんですよね~。

少しでも馴染みが早く、フリクションが少なくなるように~と言うおまじないですかね(笑)

リングの合口部の角もペーパーで均します。



リングギャップは仕様限度に達していませんでしたが

せっかくなのでピストンリングも交換します。

カムチェーンテンショナーとガイドもゴム部品なので交換します。

硬くなったテンショナーは砕けてしまう事があるので・・・。



各部オイルをたっぷりつけてピストン組み付け完了。

ピストンピンは磨耗がほとんど無かったので磨いて再使用です。

続いてシリンダーを組み付けていきます。



シリンダー組み付け完了。

ピストンリングを入れるのに少してこずりましたが・・・。

ここは落ち着いて確実な作業をしないと

リングを折ってしまいますから・・・・。



続いてシリンダーヘッドも組み付け完了。

ヘッドナットを規定トルクで締め付けてひと段落~。

残すはカムシャフト取付とバルブクリアランス点検。


集中して作業を進めたら・・・・・

すっかり写真を撮るのを忘れていました・・・・。

バルブクリアランスは問題なし。

すり合わせだけですので大きな変化はありませんでした。

エンジン組み立て完了。

マフラーつけてキャブをつければエンジン始動になります!!



マフラーを取り付けたところで写真を撮ってないのに気づき

あわてて写真を撮ったのがこれですね・・・・。

残すところキャブの取り付けですね~☆



また写真とり忘れて・・・完成です☆

キャブを取り付けてエンジン始動。

点火時期点検、キャブ同調点検などして外装取付。

試乗に行く準備が整いました♪

天気が崩れる前に少し乗ってみました。

おおむね良好なんですがもう少しセッティングを詰めたいですね。

スムーズな乗り心地になるように頑張ります!!

天気が回復しましたら試乗を再開しますので

完成までもうしばらくお待ち下さい!!!



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