9月10日~9月16日

 

 この期間は自殺予防週間と位置づけられ、自治体ごとに自殺を防ぐために奔走する時期です。

 

 しかし、効果があるのかと言えば分からないというのが現状で、昨年度の児童の自殺者数は過去最多となっております。

 

 かく言う僕も・・・他人事ではなく、自殺を考えた事があります。

 

 しかし何故今生きているかと言いますと、以前からお伝えしている様に逃げの人生を送ってきたからだと思っております。

 

 そういった意味では不登校になる事は自殺を防ぐ事につながるのではないか?

 

 とも考えています。

 

 約20年前、大学在学中に友達を亡くしました。

 

 死因は自殺。

 

 不登校同士で心療内科のデイケアに通っていて知り合ったのですが、同学年で良く話もしていました。

 

 僕は不真面目だったのですが、真面目で頭の良い女の子でした。

 

 一緒に大検を受けに行って合格して進学をして。

 

 進学先は違ったので、その後はほとんど会う事はなくなり。

 

 大学2年の頃に家に遊びに来てくれと言われ行ったのですが、その時に少し悩みを話していた覚えがあります。

 

 対人関係の悩みでした。

 

 また来てねと言われましたが、それが最後になりました。

 

 3年の時に自ら命を絶ったそうで、知ったのは4年になってからです。

 

 それで、今になって思うのですが逃げるという手段をとれていたら今も生きていたのではないか。

 

 そう思えてなりません。

 

 大学で辛い事があれば大学休学や中退。

 

 それでも良いんです。

 

 お金や学歴と命は天秤にかけられません。

 

 今、僕は北九州市の子どもの自殺予防のワーキンググループとしても活動しています。

 

 そこでは援助を求める力を重視して、そこを伸ばしていく取り組みを行っています。

 

 そこに付け加えて、逃げることの大切さを1人でも多くの人に伝えていければと思っています。

 

 ちなみにですが・・・

 

 今「逃げまくった文豪たち  いやなことがあったら逃げたらいいよ」という本を読んでいます。

 

 歴史に名を残した作家たちの逃げの人生を紹介している本ですが、駄目人間と言われる様なエピソード満載です。

 

 しかし、それがあったから花開いた作家も多く、逃げるというのは新しい道を開く事でもあります。

 

 嫌な事から逃げる事は大切!

 

 と改めてお伝えして今日のブログを締めたいと思います。