<以下、8月29日追加分>

久々に潮流信号が見えるところを通ったので、先日のとは違う表示がされていたので追加で紹介しま~す 笑

 

①潮流の方向(WまたはEで表示)

 W:西向きの流れ(瀬戸内海方面から日本海方面への流れ)

 E:東向きの流れ(日本海方面から瀬戸内海方面への流れ)

 

②潮流の速さ(0~13で表示)

 海底のセンサーで観測した潮流の速さを「早鞆の瀬戸」の潮流の速さに換算して表示。

 0:流れなし

 1~13:1~13ノット(速さを表示)

 

③潮流の傾向(↑または↓で表示)

 ↑:今後早くなる

 ↓:今後遅くなる

 

潮流が「7ノット=約8.8km/h」の時に関門海峡を見ていると、やっぱり航行の方向によって対地スピードが全然違いますね~

流れに乗るとかなり速いし、流れに逆らうとかなり苦戦している感じで。。。

この動画で違いがわかるかわかりませんが、ちょっとアップしてみま~す 笑

 

流れに逆らって航行すると、

 

 
流れに乗って航行すると、
 

船は右側通行なので、手前と奥とでちょっと見え方が違うので比較しにくいかもしれませんが、なんとなくわかりますかねぇ?? 笑

燃費も大きく変わるだろうし、航行の難しさも変わるだろうし、ほんと関門海峡を航行するのは大変ですね~

 

 

<以下、7月22日原文>

これまでほぼ3日に1回は「関門海峡」を見ているかな?? 笑

暇なのと、東京と違ってあまり行くところがなくて、どうしても自然と関門海峡方面に足が伸びちゃうんだよねぇ。笑

まあ、海が好きなのはもちろんあるけどね。笑

 

で、関門海峡を見ていると、日によって、時間帯によって、流れ(方向・速さ)が全く違います。

見ていてビックリするくらい早く流れているかと思いきや、ビックリするくらい逆に流れがなかったり、

東から西へ流れているかと思いきや、逆に西から東へと流れていたり。。。

 

一般的には、

 

「・・・⇒満潮⇒(W速い)⇒(W遅い)⇒転流⇒(E遅い)⇒(E速い)⇒干潮⇒(E速い)⇒(E遅い)⇒転流⇒(W遅い)⇒(W速い)⇒満潮⇒・・・」

 

の繰り返しで、1日におおよそ4回の転流があります。
満潮時、干潮時の前後が流れが速く、転流時の前後が流れが遅く、転流時は一瞬流れが止まる感じですね。

関門海峡で一番狭い場所は下関の「壇ノ浦」付近と門司の「和布刈」付近の間でその幅は約700m、そこは「早鞆の瀬戸(はやとものせと)」と言われる関門海峡の中でも流れの速い場所になり、その潮流は満潮時で最高8~10ノットになるとのこと。

「一番狭いといっても700mあればそこそこ幅あるんじゃない??」という気もしますが、実際には航行できる幅は500mしかないようで、そうなると確かに狭いのかなぁ。。。

数字だけだけあまり実感はわかないのですが、「唐戸~門司港」を結ぶ関門汽船や、小さな漁船から巨大な貨物船まで1日約600隻が行き交うのかと思うと、確かに国内でも有数の海の難所というのも何となくわかる感じがしますね。

ちなみに、日本の海峡の潮流の速さ日本一は「鳴門海峡」、次いで「来島海峡」、その次が「関門海峡」らしいですよ~ 笑

 

(※)説明

 転流:流れの方向が変わること
 W:西向きの流れ(瀬戸内海方面から日本海方面への流れ)

 E:東向きの流れ(日本海方面から瀬戸内海方面への流れ)

  (例)W速い:西向きの流れが速い

 1ノット:1.852km/h

 1日約600隻⇒1時間約25隻⇒ほぼ2分に1隻が通行

 

貨物船の巨大さがちょっとわかりにくいのですが、積んでいるコンテナの数を見ていただくと少しはわかるかなぁ。。。笑

こんなのが終日たくさん行き交ってますので、たしかに大変かもしれませんね。

 

 

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で、この海の難所を航行する船舶の手助けをしているのが「潮流信号」なのです。

「潮流信号って??」

「潮流信号」というのは、簡単に言うと「潮流」の状況を表す「海の信号」みたいなものですかね。

「潮流信号」で表示される情報は「①潮流の方向」「②潮流の速さ」「③潮流の傾向」の3つです。

関門橋下あたりの海底に潮流を観測するセンサーを設置していて、潮流の方向と速さを観測していて、その情報を「潮流信号」で情報発信しています。

 

①潮流の方向(WまたはEで表示)

 W:西向きの流れ(瀬戸内海方面から日本海方面への流れ)

 E:東向きの流れ(日本海方面から瀬戸内海方面への流れ)

 

②潮流の速さ(0~13で表示)

 海底のセンサーで観測した潮流の速さを「早鞆の瀬戸」の潮流の速さに換算して表示。

 0:流れなし

 1~13:1~13ノット(速さを表示)

 

③潮流の傾向(↑または↓で表示)

 ↑:今後早くなる

 ↓:今後遅くなる

 

写真は、「W(西向きの流れ)」「1ノット(速さ)」「↑(今後速くなる)」という表示です。

この「潮流信号」は、「早鞆の瀬戸」に近い「火の山下潮流信号所」、瀬戸内海側入り口付近「部埼(へさき)潮流信号所」、日本海側入り口付近「台場鼻潮流信号所」の3ヶ所に設置されています。

これら3か所の「潮流信号」が見えない場所を航行している船舶のために、「中短波無線放送」「テレホンサービス」でも情報提供しているようです。

ちなみに、「潮流信号」は関門海峡のほかには来島海峡にも設置されているようですね。

 

ちょっと見にくいですが「火の山下潮流信号所」の「潮流信号」で~す。笑

 

 

 

 

これまで何も気にせず見てましたが、ちょっと調べてみると面白いですね~

「火の山下潮流信号所」は見たので、残り2つ「部埼潮流信号所」「台場鼻潮流信号所」を見に行きたいと思いま~す 笑