建築中の我が家ですが、更地の頃から見ています。私の第一印象は思ってたより狭い土地だという印象でした。妻や営業の方は、いやいやそんなことはないよと言うのですけど、半分お世辞かなぐらいに聞いておりました。

 

 

上棟してあっという間に家ができあがっていき、初めてその外観を見た時は思わず一言。こんなにでかい家を建ててしまったのかと思わず声が漏れるぐらいのものでした。今見てもまあ大きいと思います。憧れの小屋裏を無理矢理入れたので,高さがあり、なおさらにそう感じる部分もあるのでしょう。実のところ、これが答えだったわけですが。

 

その大きいと思っている建築中の我が家に入ると、むっちゃ狭く感じます。5畳程の子供部屋のなんと狭いことか。モデルルームとかで4.5帖の子供部屋を見て、その程度の広さがあれば十分と判断していた筈なのに、ここで見るとありえないレベルの狭さです。本気でがっくりですガーン

 

なんでこんなに中と外で印象が違うのだろうか。特にこの中の狭く感じる感覚はなんなのだろうか。本当に狭いだけならそれも1つの答えなのでしょうけど、いやいやそんな筈はないと思うところもあり。

 

というわけで、自分なりに考えて、ある一つの結論が出ました。これは壁がまだ設置されていなくて太い柱がたくさん並んでいて目立つので、なんかの錯覚で部屋が狭く見えているのだ、と。なんかってなんだという話なのですけど、それで納得することにしました。

 

そんなこんなで3回目の訪問。天井にホスクリーンを固定する場所を決めないといけないので、どの辺にしようと見上げていて、ふと気になりました。

 

とんでもなく天井が高い。

 

まだ石膏ボードを入れていないわけです。配線とかもする空間も含めて、その分かなり高い天井になっていました。

 

ここでどこぞで読んだ記事を思い出しました。それは床面積に対してバランスの悪い天井高にすると、部屋が広く見えるどころか狭く感じてしまう、というものでした。

 

その記事を読んだ時は天井なんかは高ければ高いほど部屋が広く見えていいんじゃないの? とか思ったものなのですけど、すとんと腑に落ちました。ああ、こういうことなのか、と。

 

天井が高くて水平面が狭いと上の広がりの方がメインの視界となり、それとの比較で水平面の狭さを強く感じてしまうようです。広いリビング空間であればこの天井高はメリットになるのでしょうけど、狭い空間だとデメリットにしかならないことを実感できました。

 

空間を広く見せようと実際に空間を広く取っているのに、むしろ感覚としては狭く感じてしまうという。なんでもかんでも天井高というのは間違っているのでしょう。

 

リビングを広く見せるテクニック的なものは色々とネットで書かれていて、その中の1つが天井高ですけど、あまり広く取れないLDKだと素直な設計の方がいいかもしれません。

 

ここで外観の話に戻り、我が家は小屋裏を作るために、一部の高さを10mにしています。高さと水平面の面積のバランスがいいから、実際より大きく見えているのかもしれません。

 

家を大きく見せたいと思ったら、やはり最適な高さのバランスとか比較による錯覚があるのだろうなと思った次第です。そこまで考えて作るのは素人には無理だと思いますが。

 

今回のポイント

なんでもかんでも天井を高くすればいいというものではなさそう。