私が息子の学校で遭遇するトラブルに過敏なのには理由があります。


私には忌まわしい記憶があるからです。


小3の春、私は物心つくまえから育った街から引っ越し、新しい街の小学校に転校しました。


そもそも引っ越しには後ろ向きだったのですが、転校先の学校で陰湿な嫌がらせにあったことで学校に通えなくなったのです。


毎日毎日、私の後ろの席に座ってる奴が授業中、コンパスの針で突っついてきたのです。


怖いし、本当に不快だったから担任の先生に報告しても「お前も(クラスに)馴染もうとしてないからだ」とか言われ、逃げ場がなくなりました。


家では学校に行けない私に母は「行かなきゃ、さらに学校に行きにくくなるから」と言われ、にっちもさっちもいかなくなりました。

ある日、私は朝起きると微熱が出て、お腹も下すようになりました。しかし、不思議なことに学校に行かなくても良い時間になると、自然と治りました。


医師は自家中毒と診断しました。今では、身体表現性障害と呼ばれるものです。

学校に行けば、またコンパスで突かれる…それを訴えてもお前が弱いからだと言われる…。


学校に行かないのは自分なりの防衛手段だったのです。


その後、席替えがあり、相性のよい同級生の近くになり、また、やられてた私に「やられそうになったら俺が助けてやる」と言ってくれた同級生にも恵まれ、学校に通えるようになりました。


コンパスで突いてきた奴は水泳の授業を前に「お前、泳げんのかよ」とまたしつこく小突いてきたり、絡んできましたが、幸いにも私は水泳が得意。


たまたま奴と並んで泳ぐことになったのですが、全く話にならない。私から見たら、「それで俺と競争できんの?と言うか、ちょっと一緒に競争すんのは無理だよ」というレベルだったので、先に泳ぎきり、余裕でプールから上がって、奴を見ていたら、奴は凄く悔しそうだったけど、決定的な差だったから、その後は何も言わなくなりました。徒競走も、球技も、残念ながコンパス男はたいしたことなかった、苦笑。

たまたま私は、そうした特技と男気がある友人がいて、嫌がらせから抜け出すことができましたが、転校後から夏休みまでの約3カ月は本当に忌まわしい記憶です。


だからこそ、いじめや集団での嫌がらせとか暴力は、早いうちになんとかしなきゃいかんと思うのです。



ちなみに、コンパス男は中学校になってから一度、下校時の下駄箱でたまたま一緒になった時、ニヤニヤしながら近づいてきて、いきなり私の肩から下げている鞄の肩紐をカッターで切りつけてきたことがありました(実際、肩紐が3センチくらい切られた)。


当時、私は学年でも三番目に体が大きくなり、力自慢でもあったので、怯まずに「まじ、ふざけんなよ!!。頭おかしんじゃね?ボコボコにすんぞ!!校庭に出ろよ、この野郎!武器がなきゃ何もできないのかよ?まじダセェ」とすごんでやりました。以降、私に絡むことはいっさいなくなりました。ヤンキーにもなれず、なんだか変な奴になっていきましたが、今となって振り返れば、奴はそもそもなんかしらの精神的な何かを抱えていたのかもしれませんけどね…。