今日、アルジェリアでイスラム系の武装組織が日本人を含むかもしれない人質をとる事件が起きた…。

平和ボケしたとも言われる日本人の1人だけど、過去の歴史から“武力は武力による報復を生むだけ”の知識は得ている…。

2009年にカトリック系のあるシスターが残した言葉を見つけたので、以下に記して置きます。

以下、「空爆をやめてください」のタイトルで掲載されていたシスターの文章です。


すでに400人以上がいのちを失い、人口の45%が15才以下であるガザ地区の犠牲者の多くは幼いこどもたちです。国連人権理事会のパレスチナ地域特別報告者であるリチャード・フォーク教授(国際法学者)のガザ空爆に関するステートメントをご紹介します。いささか長文ですが、お読みいただければ幸い。

ガザ地区に対するイスラエルの空爆は、占領軍 (Occupying Power) の義務という点に関しても、戦時国際法の要件においても、ジュネーヴ条約として定義されている国際人道法に対する重大で巨大な違反である。

違反とは具体的には:

集団懲罰――人口密度の高いガザ地区に暮らす150万人が、ごく少数のミリタント(ハマスの闘士)の行為のために罰されている。

民間人を標的とすること――空爆は民間人の地域を狙ったものであり、そのエリアは人口密度の高さでは世界有数、中東では確実に最も人口密度が高い。

過度の軍事的反応――空爆は、ガザの選挙で選ばれた政府の警察・治安機関のオフィスをすべて破壊したのみならず、何百人もの一般市民を殺し負傷させている。少なくとも1件の攻撃が、大学から家に戻る交通手段を探
している学生の集団を直撃したと伝えられている。

空爆に先立つイスラエルの行動は、具体的にはガザ地区の出入り口を完全に封鎖したことは、薬品と燃料(また、食料も)の深刻な欠乏を引き起こし、その結果として負傷者がいても救急車が反応できず、病院は薬品や必
要な備品で手当てすることができず、包囲されたガザの医師や医療スタッフは負傷者を十分に治療することができない。

もちろん、イスラエル内の民間の標的に対するロケット弾攻撃は違法である。しかし、それが違法だからといって、占領軍としてのイスラエルも主権国家としてのイスラエルも、国際人道法を破り、戦争犯罪または人道に
反する罪をおかす権利を有するということにはならない。イスラエルの軍事攻撃の激化によって、イスラエルの民間人がより安全になるということはこれまでなかったことを指摘しよう。逆に、今日死亡したイスラエル人
は1年ぶりの犠牲者で、イスラエルの武力が増したあとに犠牲になっている。
2009年1月