福島第1原子力発電所の事故で飛散した放射性物質が関東各地の土壌や下水汚泥から検出されています。

国は福島県以外の地域でも学校等の土壌汚染対策費用を国費で負担する旨を明確にしました。


しかし、放射性物質の対策はかなりの困難を伴います。浄化工事をすると言っても、放射性物質は分解できないので、水や土から放射性物質を吸着、分離して回収するしかありません。

つまり、浄化工事をした場所からは放射性物質を少なくすることはできますが、回収した濃縮放射性物質の処分方法が問題になります。

土壌に存在していたときよりも濃縮された分、放射線量も多くなるため、かえってリスクが高くなってしまいます。

下水汚泥の処理施設周辺で放射線量が多くなってしまうのはまさに濃縮が引き起こす問題です。


管理型の放射性物質処分場が設置され、すべてそうした施設で管理できる体制が確立されない限り、浄化対策を実施するのはかえって一部地域の方々にリスクを集中させてしまいます。


今、ヒマワリ等を育て、少しでも放射性物質を低減しようという市民活動が関東でも一部で始まってますが、ちょっと危惧しています…。

ヒマワリ等は確かに放射性物質を吸収するようですが、放射性物質自体は消えません。

枯れたままにしとけば、また土壌に放射性物質が戻るだけですし、普通のごみ焼却施設で焼却すれば焼却灰に濃縮されるほか、排気を通じて地域に再拡散してしまう可能性もあります。


内心本音言えば、やっぱり「なんて事故起こしてくれたんだ!!」と憤りを隠せません。

「日本経済がたち行かなくなる」といまだに原発を容認せざるを得ないとする意見が多いですが、詭弁だと思います。


経済影響などのもっともらしい正論を並べ立てても、人のコントロールが不能になることが証明された原子力は見直すべき。

今の経済よりも未来を生きなければならない子供たちへの影響の方がずっと深刻な問題です。


私は原子力すべてを否定はしません。ですが、まずは一度全て停止し、あらゆる災害や不測の人災が起こることを想定した上での制御管理方法の確立、絶対メルトダウンさせない制御技術などの確立につとめる必要があると思っています。

いつか遠い未来、今の火力発電所並みに以上に安全管理できる手法が確立されるまで研究にとどめ、封印すべきです。


原発がなくなればなくなった分、太陽光や風力、バイオマス、地熱、潮力などの自然エネルギー開発が一層必要となり、より良い製品が急ピッチに市場に出てくるでしょう。


今の経済だけを見て「それでも原発は必要だ」という意見は私から見るとネガティブな意見にしかおもえない。はなっから自然エネルギー開発を進める意識も意欲もなく「今の経済さえ守れれば良い」という短絡的、保守的な後ろ向きの見方に過ぎないでしょう。

福島第1原子力発電所の早期収束、拡散してしまった放射性物質の安全な回収、処分方法の早期確立、想定外の巨大津波だとしても安全を守れないことがわかった原発の停止、封印が今一番大切なこと。