3月に入ってから、平日はあちこちの小中学校へ行って
漁連のいかなごくぎ煮講習の講師として活動中です。
先日行ったのは 姫路文化センター近くの、S中学校。
1学年8クラスあるマンモス校です。
私が中学生のころは、10クラス以上ある中学校も多かったけど、少子化ですからね~。
うちの息子が通う中学校も1学年6クラスです。
S中学校では2年生に講習をさせていただきました。
今は授業数が減ってるせいで、家庭科の授業は2週間に1回1時間だけだとか・・・
調理実習も今年度初めて・・・と言われてました。
1時間といっても50分授業、調理実習するには時間が足りなくて、先生も頭が痛いところのようです。
ちょうど、今年度の授業もほぼ終わり。。。ということで
まずはいかなごを洗います。海から上がってきたばかりのいかなご、やっぱり汚れが気になりますね。
ボウルの上にざるを置いて水をため、流し水をしながら優しく手でかき混ぜて洗いましょう。
水を3回位変えるときれいになりますよ。
鍋の中に調味料とせん切り生姜を入れたらいかなごを一度に入れ、
調味料が絡むように手でまんべんなく素早くかき混ぜて
アルミホイルで作った落し蓋をかぶせ
(穴はあけずに真ん中を少し膨らませてベレー帽みたいな形にしてね)
あとは沸騰するまで強火で炊きます。沸騰してからは、吹きこぼれないくらいに火加減を調節して。
アルミホイルがぷかぷか浮いてるくらいがベストです。
落し蓋のおかげで、泡がたっぷりできて、上部のいかなごもきれいに炊き上がります。
「煮泡で炊く」のがポイント
いかなごの大きさにもよりますが、40分くらいで煮汁が少なくなって、落し蓋が下がってきます。
そうなってきたらアルミホイルを外して、あとは煮詰めていくだけ。
焦がさないように気を付けて。
やわらかめが好きな人は煮汁が少し残る程度、固めが好きな人は煮汁が少なくなるまで煮詰めて。
火を切ったら少し粗熱をとってからざるにひっくり返します。
出来立てはちょっとやわらかくて、冷めると固くなってきます。
いかなごのくぎ煮、食べたことはあっても実際に作ったのは初めて・・・という生徒さんがほとんどで
作りたてのくぎ煮を食べて「おいしい~~~」とみんなニコニコ顔
正直、くぎ煮苦手・・・という生徒さんもいましたが、実際自分で作ったくぎ煮を食べてみたら
「これは食べれるわ」って。
「簡単にできたから家で作ってみる」っていう生徒さんもたくさんいました。
中学生・・・ほんとかわいいです。もっと小生意気な子もいるのかと思ってたけど
素直な子ばっかりでとっても楽しかったです
お土産持って帰って、家族にいっぱい話してくれるとうれしいな。
来週も、いかなご持って走りますよ~