家族に死ねばいいと言われた遥か昔。
クラスメイトに死ねばいいと言われた遥か昔。
何もわからない自分は見知らぬ中年男女から甘い言葉とワイセツを受けた。
両親のエスカレートする暴言と口論と、傷付き泣きじゃくる母を守ろうと、9才の俺はある決意をした。
父へ反骨することに徹底した。
減らず口、暴言を吐き、母への目線を俺に向かわそうと思った。
それが始まりだった。
自分は見知らぬ大人、クラスメイト、家族、誰にも不信感と憎しみを持っていた。
身体が弱く、愛情にも触れられず、ただ母の泣き声を聞きたくなかった。
そんな自分の武器は何一つない。
自らいじめられる所を認めた。
弱い少年の強き想いは逆転し、いつからか母は父と妹と共に俺を責め立てる様になり、自分は居場所を失ってしまった。
家族が自分以外で1体した。
「もうそれでいい」そんな気持ちでいれたのは、そこから肩を組んだ友人がいたからだった。
喧嘩があれば、互いを守った。
庇い合って、互いを励ました。
引き裂く事になったのは、嫉妬と、独占だった。
中の良い自分達に憧れるモノは当然のごとく出てくる。
何か自分達に役割が必要だった。
平等にいれるための役割があれば、二人が全員と仲良くできれば…
過去の話はしてはいけないと言うが、俺には現在進行形。
そこにあるものは、まだ俺には今あること。
母を守ろうとした事が、自分は悪かったのか。
その想いを話してもわからない。
どちらかだった。
そこにあの時の行動が無ければ、丸くおさまっていたんだろうか。
学校でいじめを受けたとき、恐怖で学校へ行けなくなったが、家にいても責められ、やがて妹にも学校内で俺の噂を聞き、妹はそれを避けようと、俺の悪口、いじめる側へまわった。
家族にもそうされてしまうという最悪の傷心を持ってしまった。
両親への自分の行動が、自分を悪くして、自分は親から受ける言葉の暴力をただただ受ける以外に兄妹にも味方されず、親友にも嫌われるんじゃないかと、言えなくなり心を閉ざすこととなった。
勉強の向上心は無くなり、生きることが心底怖くなり、現実逃避していないと生きることなど出来なかった。
そこにあったのは、ラジカセと大人が聞く歌の数。
子供の思う気持ちが大人がわかっている。
そんな安心感を持てる、大人の声が、自分のような孤独な気持ちをわかってくれてる。
メロディと共に流れ、力強い演奏の中で流れる応援歌は、勇気と希望をくれた。
自分の武器は魂。
そう感じた。
だけど音楽が出来る、出来ないは自分に判断する方法は歌とリズムを真似るしかなかった。
学校の授業ではわからないことばかり。
エレキギターがどんな音を鳴らすのかもわからなかった。
何も出来ない、楽器もない、自分の歌もない。
自分の書く歌詞など、誰もわからないと思っていた。
でも、自分の思っていたことを叫んで、歌っているカセットテープがレコード屋で買える。
売っている。
世の中がその人に向かって手を高くあげて、ミュージシャンに向かって共感の声をあげている。
憧れた。
心からロックンローラーを尊敬した。
爪弾きにされ、悪者と言われ、親からも避難され、それでも着たい服を着て、ステージで動きまくって、それでも学校で聞く演奏より遥かに上手で、その歌詞の中には「弱いものの味方をする優しさ」が光っていた。
ロックを聞いて泣いている自分がいた。
そこから大きなヘッドフォンでラジカセを持って外に出て誰もいない時間帯の公園に行き、休んだ学校のグラウンドを眺めて、自分はロックを聞いて「今に見とけ、俺は人に良い曲聞かせて俺の仲間を作る」
そう思ってから、10年ほど経った頃、「お前は本物のロックンローラーだよ」
そう言ってくれた島さん、梶くんがいた。
でも、普通の生活する事が俺は音楽ばかりやって過ごしてきたので、本当にわからない。
嫌になる時がある。
疲れて、人に適当な事を発したりしてないつもりでも、わからない事がわからない。
それが苦しくても、俺はまた音楽に救われる。
先輩達に、勇気と希望をもらった事を、俺はどれだけ次の人にバトンタッチ出来るだろうか。
明るく、楽しく、挫けても前を向ける。
そんな気持ちがわかる俺は、ロックンローラー。
愛してるぜベイベ。(笑)