【監督】 コリン・ケアンズ
【脚本】 キャメロン・ケアンズ
【出演】
デイモン・ヘリマン
アンガス・サンプソン
アンナ・マクガハン
オリバー・アックランド
基本が良くできたホラーでした。
なんていうか、何の知識も無く見たほうが良い。
あれだよ。あの、amazonとか映画どっとこむとかで情報を見ないほうが良いのかもしれない。
中盤で、「あ、お前家族いたの」みたいな感じにもなるし、死体を持ってってどうするの、とかってなる。
前置きの知識が全く無い状態で、映される情報を分析するのも面白いかもしれない。
ざっくり説明すると、ヒッチハイクした若者三人(男・男・女)が、なにやら死体を荷台に入れて持って帰ろうとしている男の車に乗ってしまうという話。
死体をどうする気だよっていうね。
で、ある男に捕まってしまった女は、その場から脱するために色気を使う。
彼氏が見ている目の前でね!で、その色気作戦は失敗してしまい、敵を余計に警戒させてしまう。で、敵はどこかに去ってゆく。
とある所に拘束されている女とその彼氏。
女の足元には受話器が落ちていた。それを拾えば助けは呼べる!
だというのに、その色気作戦を見ていた彼氏は、そのことに不満を訴える。
「俺とは遊びだったのか!」みたいな。
それに対して女も、
「ええ、そうよ。あなたって昔からそうよ。一度だって私の気持ちを考えたことある?!」
みたいなやり取りをしちゃう。
いいから早く電話拾えよっていうね。
そういうもどかしさがあるのもホラーのいいところね。
最後の指輪渡すシーンは傑作だったな。
ホラー・コメディ・スプラッター。
冒頭で敵役が出てくるのも珍しいですね。得体の知れない殺人鬼モーガンブラーズかと思えば、顔も全部出して小心者っぷりも見せる敵役なんて。
やっぱりホラーには焦燥と笑いが必要だね!