夜の9時過ぎにはもう眠たくて、
でも子供がグズグズいって寝付けず、10時半位になった時、夫が
『ごめん、寝てもいい?』って聞いてきた。
この言葉がイラッとした。
アンタは眠かったら、寝れるでいいな。
私だって眠たいけど、がんばってるのに。
薄情者。結局男は…
って。
そもそも夫は子煩悩だ。
メロメロっていうのはあーゆー時に使う言葉なんだなというくらい、とても可愛がっている。
とてもよくみてくれている。そして協力的だ。
いつもみてくれてるのだから、文句を言ってはいけない。こうーして欲しいあーして欲しいは言わない方がいい。
そんな思いになって我慢していた。
その時は夫も仕事で疲れてるのだからと、自分に言い聞かせて、私は子供と向き合う。
わーん、と泣く子供。
あぁ、視点を変えるんだったなと思い出し、、
まず、子供がいとおしくて堪らなくなった。
抱っこして、ギュッとして、
夫の事を思う。
こんなによくしてくてる旦那は他にはいないよな。
そう思うと、自分の情けなさと夫への感謝が入り交じって湧きあがってきて、
涙が出てきた。
その頃には子供は泣き止んでいて、私が落ち着いた時にはスヤスヤと眠っていた。
視点を変えるって、こういうことなんだなと思った。
状況は何も変わっていないけど、私の中が変わったんだ。
優しい穏やかな気分だ。