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潜水服はモスラの夢を見る

主に映画の感想を語るブログです。

*本記事は2018年5月1日にyahooブログにアップしたものです。yahooブログ閉鎖に伴い、こちらに転載しました。

ママレード・ボーイ

 

監督:廣木隆一
脚本:浅野妙子、廣木隆一
出演:桜井日奈子、吉沢亮 他

あらずじ
高校生の小石川光希(桜井日奈子)は突然両親から離婚を聞かされ、さらに旅行先で出会った松浦夫妻と互いのパートナーを交換して再婚し、松浦夫妻の一人息子・遊(吉沢亮)も含めて皆で一緒に暮らすことを告げられる。戸惑う光希だったが、奇妙な同居生活が始まると、クールなのにたまに見せる遊の優しい一面に惹(ひ)かれていき……。(シネマトゥデイ)

評価:★☆☆☆☆

◆感想
青春恋愛映画について詳しいわけではないのですが、基本的には応援しているジャンルではあります。というのもこれから売り出していく若い役者さんのことをやっぱり応援してあげたくなるのです。あとやっぱり映画史に残るような「傑作!!」と言える作品が、正直出にくいジャンルではあると思うのです。それだけにこのジャンルで傑作と言える作品に出会いたいというもあります。

今作は原作漫画は未読、あらすじも上に載せた内容程度のことを知っただけで観賞したのですが…無念でした
ショボーンはっきり言うと無駄に長い、というのが正直な感想です。上映時間127分だそうですがやっぱり90分ぐらいで終わりにして欲しかったです。

この映画を長く感じてしまった要因として大きいのが、映画全体の継ぎはぎ感ではないかと思います。連載漫画を映画化する上である程度仕方ないことなのだとは思いますが、個々の出来事が継次的に描かれるだけで、その出来事同士に特に関連性はないし、その出来事が物語全体に与える影響もさほどないのです。

今作に関しては(原作を読んでいないけど)もっと削ってよかったところがあったような気がします。
*以下ネタバレです



 

 

◆ネタバレ

光希と遊は互いの想いを告白し両親に内緒で付き合うようになる。しかし遊は偶然、旅行先で知り合ったという両親が本当は学生時代からの知り合いであること、遊は光希の父親である仁(筒井道隆)の子供であることを知る。その事実を光希には言えぬまま、遊は光希に別れを切り出し、進学の準備のため京都へ行ってしまう。

時が過ぎ、大学生になった光希は遊のことが忘れられず京都へ向かう。遊もまた光希を忘れられずにいた。二人は決意を固め両親に自分達の関係を告げる。しかし、優が仁の子供であるというのは優の誤解であることがわかり、二人は両親から祝福を受ける。

◆感想(ネタバレあり)
あらすじとして上で書いたように予告編から想像されること以上のことは起こらないベタベタなストーリーです。それ自体が悪いとは言いません。でもそうであるなら主人公の二人にもっと「お願いだから幸せになって!」と感情移入させて欲しかったと思います。

原作がどうなのか知らないのでこれが映画の問題なのか原作の問題なのか(私の恋愛偏差値の問題なのか
あせる)わかりませんが、割と唐突にこの二人が仲良くなっちゃったように見えてしまったのです。特に遊が光希に惹かれる過程はもうちょっとちゃんと描いて欲しかったと思ったり…。

その一方で光希の幼馴染の銀太の告白だったり、光希の親友茗子と先生の恋だったり、遊の3ヶ月だけ付き合った元カノだったりと、話の本筋である光希と遊の関係性の変化に特に影響のないエピソードがちょいちょい挿みこまれてくるのです。もちろん原作漫画ではそれぞれ重要なエピソードだったのだと思いますが、短時間で話をまとめなくてはいけない映画では光希と遊の関係性以外の要素はオミットしても良かったのではないかと思います。

お話本編と関係ないですが、今作で光希の親友茗子を演じたのは、『ちはやふる-結び-』で花野菫を演じた優希美青だったのですが、クレジットを観るまで気が付きませんでした。髪型とメイクが違ったせいもあるのかもしれませんが、全然雰囲気が違いました。役者さんって凄いと改めて思ったりもしました。

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