木曜日深夜の突然の腹痛から始まったウィルス性急性胃腸炎。
マジで驚きました。あんまり風邪も引かず、基本健康なので寝込むことがないため、
家族も私が365日忙しく動いているものだと思い込んでいるので、
たまには強制的に休みなさい!・・・という神様からの啓示だったのでしょう。
しかしスケジュールが立て込んでいる時に限って生じるこうした爆弾的症状。
すっかり忘れた頃にやってくるのが怖ろしいです。
木曜日は嘔吐がひどくて水もお茶も飲めず、口にする・・くらい。
固形物はもちろん受付ずでした。医者も木曜日は休みなので、
仕方なくやり過ごし、横になるしかなく、身の置き所に困るくらい七転八倒。
でも金曜日朝は嘔吐は止まり、その代わり熱がどんどん上がってしまい、
午後には39度を越える始末。足首の関節が痛くて、熱が上がるときのあの感じ。
子どもの頃と変らないですねー。やれやれ。
2日間も予定をリスケせざるを得ずご迷惑をおかけしました。
しかし、2日で回復するってのも我ながら、すごいスピードの回復力だと思う。今朝は36度4分に。
おまけに食欲も復活しましたが、まだ消化の良いものを・・・ということでお粥などですが
体重が2キロちょい減ってしまった。常にコンスタントに食べてるのでこういうことあると負担大きい。。。
しっかり取り戻そうと思います。
前段長くなったけど、その2日間の間、この国では安保法案が可決されてしまった。
デモに参加することもできず、中継も観ることできず、ずっと骨抜き状態で床に伏せっているだけの
私が心底、違和感。いや不快感だな。なんだろう、この国って絶対おかしな方向へ進んでいると思う。
だって、考えてもみてください。
戦後70年間平和でいられたのは、憲法9条があったおかげですよね?
世界で唯一の被爆国として、二度と同じ過ちはおかしません。と誓って作った憲法を
なぜ今そそくさと捉え方を変える必要があるのでしょうか?
私には、どこも支持政党がないですし、親しい国会議員もおりません。
それでも選挙権を得てから、選挙をボイコットしたことはありません。
それは税金を払ってこの国に関わって生きている限り、当然国の行く末を
私たちが考えなければならないことですし、
信頼できる政治家がいなかったから(なかにはいるのかもしれませんが)。
しかし、憲法学者では、早稲田大学に素晴らしい教授がいらっしゃいます。
水島朝穂先生です。水島先生とは8年くらい前に「ANPO」という映画上映を
早稲田大学でさせていただくことになり、ご縁があってマザールで
インタビューを致しました。
http://www.motheru.jp/kakeru25.html
私は法学部出身ですが、もちろんまったく関係ない世界で今は仕事をしており、
憲法自体は非常に難解ですし、できれば触れずにいたいくらいの及び腰でいたのですが、
この水島教授に出会い、月に2度ほど送られてくるメールマガジンの内容の濃さによって
憲法は血の通ったもので、先人が苦労して手に入れた平和なのだ、
という意識がふつふつと芽生えました。それを変な解釈で捻じ曲げてはならないんです。
にもかかわらず、アメリカのいいなりとしか思えない安保法案可決・・・の愚行。
そんなに戦争が必要ならあんたから戦闘服着ていってきなよ、と
どなたかもおっしゃっていましたが、政治家って決めるだけ決めて、
現実の戦争には一切関わらないもので。
5年後の五輪オリンピック日本開催だって、どうなるのかわからないのに
こんな法案を可決していいのだろうか?
いや、いいわけないよね。
私は教授ではないので、なぜ憲法の拡大解釈がダメなのか?と聞かれれば
それは下心いっぱいな臭いがするし、第一誰も幸せにならないから。としか言えない。
子どもたちにどんなふうに説明してこの安保法案を教育しますか?
水島朝穂先生がIWJインタビューを受けているアーカイブ記事をこちらにもリンクします。
すごく明確におかしな点を指摘されています。深く共感します。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252583
これからできることは、私たちがおのおのの持ち場で
スキルを発揮して、おかしいことはおかしいと言わないとダメですし、
絶対に思考停止になってはいかんと思います。
国会中継を子どもに見せないというお母さん。
それは一瞬臭いものにふたをしているだけ。
問題を自分のものとして受けとめて考えて子どもに話してあげようね。
ネガティブなものを排除しながらオーガニックな生活を目指したいのはわかるし、
子育てしてるといちいち考えないで済む、難しいことは避けたいとは思いますが。
世の中は良いことも嫌なこともたくさん混在しています。
それをまずはしっかり身近な家族に伝えていくのが、親の役目だと思うんですけどね。