12月1日に伺った講演会の、個人的感想。その2です。
「場面かんもく」の子をもつ保護者がこんなにたくさん!という会場を目にして、
すごく驚きました。しゃべらないのだと思っていたのに、しゃべれなかったんだということも知って。。。
午前中は、場面かんもく体験者である現在は養護学校教諭の先生のお話しが、
とても心に残りました。「場面かんもく児」について語っているのかもしれませんが
すべての子どもに通じるんじゃないか?という言葉がたくさんありました。
・こうして!ではなく、まず親が率先してやらせたいことをやる。---->要求ではなく、やってみせる。
・すぐに結論が出なくても焦らない。
・習い事を否定するわけではないが、大人が与えられることは一定の枠組みでしかない。子どもは遊びから学ぶことを忘れないように。
・子どもの創造力は試行錯誤しながら人との距離感を学ぶ。
・就学前の子どもは特にひらがなを書けるようにんることより、たくさん話を聞く…を大切にしてほしい。
・個性は与えることではなく、自分で磨くモノ。うまれもったモノを磨いて行くこと。
・社会として役割を担える実感(自尊感情)は、まず生活体験を豊かにすることから。
------>イベントではなく、家の中のお手伝い。
はじめから最後までやりきれるのか?
自分のことだけでなく家族のこともしっかり考えられるか?
・途中経過の頑張った!を伝えてゆくこと。
・子育ては「結果」ではない。それまでの過程で何を学んだか?
・人と比較するのではなく、自分の今日の出来事を取り上げるようにする。
・・・どうでしょうか?ここまでピックアップして書いてきて、これってすべての子ども、いいえオトナにだって
言えることではないかな?「場面かんもく」の子は、実はものすごくパワーのある子だと思う。
だって考えてみてください。発せられずにいるもどかしい気持ち。
何かを言おうとしても真っ白になってしまう頭の中。そして、あとになってすごく自分を悔やむ気持ち。
今日もダメだった。誰も自分になんか関心すらもっていない。イジメのターゲットならまだしも、
無関心でいられることのそのつらさは、たぶん当事者でないとわからないくらい寂しいものです。
だから、黙っている・・・そのパワーを、少しでも自由に解き放って、なんでもアリなんだ!
失敗したっていいじゃん。ぶつかってからこそ、わかりあえるんだよ。正しくなくても全然いい。
そういう小さな小さな一歩を、応援してあげられるといいなと思います。
「かんもくネット」にいっぱい情報があります!http://kanmoku.org/