平和を祈る音楽朗読会 | 愛される”心”のつくりかた「Mother Tree」事務局ブログ

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カトリック城山(しろやま)教会で行う
~平和を祈る音楽朗読会 子どもたちと共に~
マリアの丘から愛をこめて は今年5回目。

2年前、関西へ引っ越すことが決まった時に、
私自身「水の会」の活動を続けていくことが
可能なのか悩みました。
(3月~毎月1回 長崎へ通うことになるからです)

私たち(被爆地の子ども)は、夏が近づくと
『平和学習』が当たり前のなかで育ってきました。
しかし、原爆が投下された日が いつなのかさえ
ご存知ない方も少なくないのが現実です。
長崎を離れて、それを感じることが増え、
長崎で生まれ育ったからこそ伝えられること、
伝えなければならないことがある
・・・という気持ちがさらに強くなり、
ながさき「水の会」での活動を続けさせていただいています。

今年は、「ナガサキの花」という作品を読みます。

長崎や広島の人ではなくても、
今村昌平監督の「黒い雨」をご覧になったことがある方などは
ご存知かもしれませんが・・・
結婚さえ許されなかったこと、就職をこばまれたことなど、
被爆地の人達が受けてきた(いる)差別が
作品のなかにはでてきます。

私の両親は、私自身が被爆2世であることを
公にすることをよしとしませんでした。
結婚前、両家の顔を合わせの席で、(悪気など一切ない)
相手のお父様の「長崎といえば原爆」・・・いう言葉に
心がギュッと痛くなりました。

福島の人(子ども)が甲状腺の検査を受けている映像を見た時や、
風評被害を耳にするたびに、
長崎や広島にいるのと同じことが繰り返されるのではないかと
とても心配になります。

色んなものが重なっていき、
読むのが苦しくてたまらない状態が
日に日に強まっているのですが、
その状態・感覚自体が大事なのではないか、
そこを乗り越えて「音」にすることが、
被爆者の方が体験を語られることに
少しでも近づくことなのではないのかという想いでいます。

長崎大水害から ちょうど30年の昨日、
子供の頃の記憶なのに今も鮮明に蘇りました。
被爆者の方にとっての「あの日」も、
きっと記憶(想い)が薄れることはないのでは
ないだろうと思います。
毎日、朝日がのぼり夕日がおちていくように
8月9日(6日)は毎年やってくる。
亡くなるまで、ずっと抱えていく変わらないもの・・・。

今年は、ながさき水の会の作品ともうひとつ
「少年時代」という作品で、長崎南山高校の生徒さんと共に
予科練・特攻隊の少年たちが家族に宛てた手紙・遺書を読みます。

悲しみが二度と繰り返されないよう、
どうぞ一緒に祈りの時間をお過ごしいただけると幸いです。

8月4日(土)14時~ 
カトリック城山教会(長崎市若草町6番5号)
入場」無料です。




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