オンラインのオススメ記事に出てきた、養老孟子氏の記事「将来の夢はYouTuber」の子供達に伝えたいこと がとても興味深く、心に残ったのでシェアします。
世界の見方は対物の世界と、対人の世界の2つがある。
なるほどーーー!
読書が好きなら、相手にしているのは本ですから対物の世界。息子は、昔から本を読むのが大好きで、今も夫から譲り受けたKindleで色々な本を読んでいます。たくさん読むので活字を追うスピードもどんどん上がり、読むわ読むわで財布を握っている親も、おぉ!!となることもあります。
でも、お気に入りは定期的に何度も繰り返して読んで詳細まで覚えているので、ふとした時に聞かせてくれる話が面白かったりもします。時々読んだ本のことを考えながら思い出し笑いをしているのも微笑ましく見ています。
ハマるとシリーズ制覇したくなるようで、息子の頭の中にはいくつものシリーズの世界が広がっているんだろうなと思うと、親の好奇心がくすぐられて彼の頭の中を覗いてみたくなります。
他にも、切り紙や、色々なものを分解したり組み立て直すのが好きだし、実は手先を使う作業的な遊びにも夢中になることもあり、対物の世界も存分に楽しめる子だなと観察しています。
もちろんお友達と遊ぶのも好きなので、対人の世界にも強い関心はありそうで、集まって一緒に遊べないこの時期も、みんなでzoomをつないでお互いの顔を見ながらオンラインゲームを楽しんだりもしています。そういう意味では、対物の世界と対人の世界を行ったり来たりしながら過ごしているようにも見えます。何事もバランスですね!
長女は、年頃的にも友人や社会とのつながりを求めているように思います。オンライン学習になり、学校に行けないのでなかなかお友達に会えず悲しむかなと思いきや、教室では、後ろの席の子の様子は分からないけど、オンラインだと授業中もみんなの顔が見られて、どんな風に授業を受けているか観察できるから面白いと。とても彼女らしいなと思います。
ZoomやGoogle meetでは、お友達と合図を決めてジェスチャーだけでやり取りをして笑っていて、直接会うことは叶わないけどそれなりに楽しくなる工夫をしているようで逞しいなと思って見ています。
そんな娘も、もちろん対物の世界を楽しむ術も身につけています。
彼女はモノづくり、簡単な料理やお菓子作り、そして読書に音楽鑑賞を通じて、それはそれは豊かな対物の世界を満喫しているように思います。
特に音楽については、昔から洋楽が好きで、以前2人でテイラースウィフトの東京公演に行ったことがある程ですが、最近はまた洋楽ブームが再来しているのだとか!歌詞をじっくり聞いて自分なりに理解したり、他のアーティストの楽曲もとにかくMVを観るのが好きなようで、その世界観にどっぷり浸っています。そして、その曲が伝えたいメッセージを考えたり、MVのデザインについても色々調べたりよく分析していて感心することも。
さて、昔はよく家族キャンプにも行っていたけど、最近は自然の中で、お花や鳥をじっくり観察してみようという時間があまり持てていないのが正直なところですが、それぞれ興味のある対物の世界も少しずつ広げていけたら人生を益々豊かに、楽しくしていって欲しいと願っています。
ただ、今の子はスマホやiPad、ノートパソコンなども持っていて、ありとあらゆる情報にアクセスしやすい環境の中、何でも調べたらすぐに分かるという時代で、もう「情報を知っている」ことは当たり前。知っているだけでは、取柄にもならない時代を生きていくので、これからの子は大変だなぁと思ってしまいます。
そんな時代だからこそ、自分の知っている情報を元に自分の頭で考える!!!という事が益々大切になってきますよね。自分で考えて判断する、解決する、いや、何が問題なのか発見・特定してその課題解決に取り組む力が求められます。
余談ですが、私は考えるのは好きだけど、結論を出すところまでたどり着かないことがあるので、考えて自分の意見としてまとめるというところまでを「考える」にしたいです(笑)
お家でする親子の何気ない会話でこそ育める力。それこそが「考える力」だと思うので、考えることと同じくらい、会話をすることも大切だなと感じています。頭を使う会話!考える会話!この辺りをキーワードに、親の方も少し頭を使いながら会話してみようという気持ちになりました。
日本では今も学校は開かれていますが、行事縮小やクラブ・委員会活動や部活動には制限がかかり、思うように練習や交流ができなかったり、長いこと影響が出ていますね。
本来なら進級や進学で新たに人間関係を築くべきこの時期に活動が制限されてしまって、思うようにお友達ができなかったり不安を抱えている子がたくさんいると思います。
そのような状況のお子さんと向き合っていると、お母さんにも不安が伝染してしまう事、ありますよね。
そんな時は、養老孟子先生のお言葉を借りて、お子さんの今置かれている状況を「2つの世界」で見てみませんか?
- 我が子の世界を今一度2つの世界(対人・対物の世界)という視点で見てみる
- 子どもにも2つの世界があることを伝えてみる
- その上で子どもの対物の世界に興味持って一緒に覗いてみる
- なぜ、子どもがその世界にハマっているのか一緒に理由が考えてみる
- 似たような世界で、他にも興味が持てそうな可能性を一緒に探ってみる
- 学校行事や部活動に関する制限は自分の力ではどうにもならいという事を受け入れる
- 規制緩和や活動再開の時期が分からずモヤモヤするなら一旦そのことは忘れる
- その上で自分の力で変えられる範囲内のことに注目し、エネルギーを注ぐ
- 例えば、お友達づくりなどは自分から一言話しかけてみる
- 活動が再開したときにスタートダッシュが切れるように計画を立てて自主練をするなど
子どもの不安を真っ先に感じ取り、いつの間にかお母さん自身の不安にすり替えてしまうケースもよく聞きます。実は私がまさにその状況でした。子どもの不安を自分の不安と混同してしまい、それを子どもにそのまま返すことで子どもに余計なプレッシャーをかけてしまっていた時期もありました。
そんな時はやはり誰かに話を聞いてもらえると、客観的にとらえることができるので、話を聞いてもらうか、聞いてもらう人がいなければ、誰かに話しているつもりで独り言でもいいので口に出してみる事をおすすめします。話すのが苦手という人はノートに書くのも効果がありますよ。
もしも誰かに聞いて欲しいけど、身近に話せる人がいないという方はぜひ私に聞かせてください!
どんな不安でも悩みで全力でまるっと受け止めるので、下記からご連絡ください!