現在のシンガポールは、コロナワクチンの接種を急ピッチで進めていますが、同時に小中学生をはじめとする若年層の間でも変異種の流行が拡大しているため、5月19日(水)から小学校以上のスクールは一斉にHome Based Learningへと切り替わりました。
そこで、通学・通勤の時間がなくなり、体力面での負担も軽減したので、我が家は昼食とおやつに関しては、自分で使った食器は各自で洗ってもらうことに決めました!ハイ、自分のことは自分で!というスタンスです。
これまでも、食べ終わったら食器を下げるというのは習慣にしていましたが、食洗器がない我が家にとって、毎食家族の人数分の食器を洗うのは結構大変な家事負担だったのです。そこをどうにか軽減できないかな?という視点から考えたら、自分でやってもらえばいいんだぁ~!と気付き、その方法を採用しました。
ただ自分の食器を洗うだけですが、2日間やってみて意外にもメリットが沢山ありました。
- そもそもですが、食器を洗うのは母の役割だという思い込みが外れた
- 自分のことは自分でやるという責任‐Responsibility を学べる
- 1人分の洗い物はすぐに終わるけど、全員分ともなると結構大変なんだねという共感
- 子どもたちの基本的な家事スキルがアップする
- ママは家事負担が軽減するだけでなく、協力的な家族の姿勢に感謝できる
- 1~4を経験することで子どもたちの自立を促進する
最初の「思い込み」に関しては、子どもたちが将来大人になった時にパートナーや自分に求める役割や葛藤を抱いた時の考え方にも影響するだろうと思います。
STAY HOMEでお家の方の負担が増える一つとして挙げられるのはやっぱりお昼ごはん問題だと思います。ただでさえ、家族が在宅していると人の動きがある分汚れたところの細かい掃除や洗濯ものが増えたりと家事のチリが積もって山になりがち。
上の子が赤ちゃんの時に思ったことですが、おむつ替えや、子どもをお風呂に入れたり、ごはんを作ったりというのは、一つ一つのタスクはどれも些細なことだけど、全てを自分でやるとなるとそれはもう大変ですよね。何ていうか終わりが見えないというか。一つの事をやりながら3,4歩先の事を常に考えて行動している感じ。
家事や子育てに従事しているのは、もちろんお母さんだけではないでしょうが、まだまだ家の中の事はお母さんが中心に回しているという家庭が多いと思います。
お仕事されているされていないに関わらず、普段の生活に加えて、更に小学生のオンライン学習や旦那さんのリモートワークでSTAY HOMEの期間、お家の中を回している世のお母さんたちは本当に目が回る思いだと思います。
かくいう我が家は、上の子達は今週から2週間はオンライン学習ですが、学習に関しては基本的に本人主体で進めているので隣に座ってサポートが必要という訳ではありません。
それでも、必然的にやる事は普段より多くなるので、家事の山となる一つ一つのタスクで自分でできることは自分でやることを習慣にできたらいいなと思っています。
中学校は先生方が対面の時と同様に授業をして下さり、小学校も日課表に従って課題を進めつつ先生やクラスメイトとも画面越しに顔を合わせる時間もあるようで、短期間の間にここまで準備してくださった先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
2人とももう高学年と中学生なのでオンライン学習については特にサポートすることはありませんが、午後に時間を取って、今日はどんな事をしたの?という会話はすることにしています。
正直言って、手は殆どかからないのでそこは楽させてもらっていますが、だからこそ、手と目は離しても心は離さないようにしているつもり。
今回のSTAY HOME期間で意識したいと思っているのは子どもたちとしっかり会話をすること。最近、何か聞いても単語だけで返事をしてくる事もあり、これで良いのかしら?と思うことがあります。上の子に至っては、お友達同士のLINEで使うような言葉で会話してくることもあり、話が通じないことも(笑)
いや、私にも思い当たる節は確かにありますよ。
思い返せば、ヤバイとかエグイとか・・・そんな言葉を使っていたら、母に「それは良い意味なの?悪い意味なの?何が言いたいのか分からないから正しい言葉で話してちょうだい。特におばぁちゃんには通じないと思うよ」と言われたことが。
言葉は生き物なので、その時代や特定の世代で流行って形や意味を変えながら浸透していくのも分かります。あれから20年くらい経ち、今では母にもヤバイの意味は通じるようになりました(笑) 個人的にはあまり使うことはないけれども。
そんな感じで、きっと我が子達とも同じようなやりとりをし、似たような道を辿るのだろうと思います。が!!!今は、何語であろうと親子で会話のキャッチボールができると良いなと思うので、お家の中では特に会話することを意識しています。
思春期のようなものに片足突っ込みかけている2人、誰もが通るちょっぴり難しいお年頃でもあるので、あまり堅苦しいことは言わないし、楽しく話ができ、子どもの世界を親が全てを把握するのではなく、いざという時に子どもが親に話したくなるような関係でいられるように、今の内から信頼関係を築いておきたいと思います。
それは、STAY HOME期間中の過ごし方に「目的や目標」を持たせることができるということ。
やみくもにこの期間が終わるのを待つだけでなく、せっかくだからそれぞれの家庭ごとにここを強化したいや、見直したい習慣などと向き合うことで、「STAY HOME期間」に意味を持たせてあげられます。
忙しいお母さんも一つ軸を持つことができて、カッとなりそうになった時も一息ついて落ち着いて話ができたり向き合うきっかけになるのではないでしょうか。
我が家の見直したいあれこれ
- 子どもたちとの会話やクオリティタイムの過ごし方
- 上の子たちの好きなことを知る時間にする
- 長男のPhonics強化期間といちづけ
- 末っ子のPhonicsと日本語の読み方を読書で強化