⭐この記事から見て下さった方は
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退院の日をむかえる前夜
 
私は
 
 
陽は生きるために産まれてきた
 
 
という証拠をかき集めた
 
 
勝手に物事を奇跡と決めつけ
奇跡という名の
自分への慰めをかき集めた
 
 
 
他人からしたら
 
そんなの奇跡でもなんでもない。
 
そう思われても構わない
 
 
奇跡の子
 
 
なのだと自分を奮い立たせたかったのだ
 
 
 
 
 
・もし
    約1ヶ月早くの早産でなければ
    症状はもっと酷かった
 
・もし
    逆子ではなくて
    帝王切開でなく
    普通分娩で出産していたら
    感染症を起こしていた
 
・もし後4日遅く破水していたら
    予定通り地元の産婦人科で
    帝王切開をし
    適切な処置をすぐにできず
    搬送中に感染症を起こしていた
 
・大きな病院の中でも
    この珍しい病気を知らない
    先生が多い中
    昔よく似た病気の患者さんを
    みたことがある先生が
    たったひとりだけ居た
 
 
 
どれか1つなくても
今の陽はいないんだ
 
 
 
 
妊婦検診ではなぜ分からなかったのか
 
この病気は全ては皮膚のせい
最初に作られる骨はちゃんとある
内臓もちゃんとある
 
皮膚のせいで変形していくだけ
 
 
妊婦検診のエコーの段階では分からない
 
 
骨も内臓もちゃんと写るから
 
 
でも
顔の表情が1度でも見れたら
異変に気づけたのかもしれない
 
何度も何度も
顔が見たくて
挑戦しても
 
手や足で頑なに隠していた
 
 
見られたくなかったのかな
僕は頑張ってるから
今は見ないで
 
 
そう伝えたかったのかな
 
 
 
物事の捉え方なんて
人それぞれ
 
 
だから私は
全てのことを
奇跡とすることにした
 
 
 
 
まだまだ
自分の中での気持ちの浮き沈みは激しい
 
朝起きたらまた
違う感情、考え方をしているかもしれない
 
 
可哀想な私
 
と悲劇のヒロインぶっているかもしれない
 
 
 
自分でも
1分先の自分が分からない
 
だからこそ
もっともっと
 
奇跡 
 
をかき集めたかった
 
 
 
つづく
 
 
⭐現在に追い付くまでは、過去の話となる為、
    ブログとは少し違う感じとなります。
    少しずつ、母として強く成長していく姿を
    優しく見守って頂けると幸いです。