昨日はだいぶ温かく、春の訪れを感じるこの頃。
もうすぐ入園入学進級シーズンですね。
娘が先月9歳になりまして、こんど4年生に進級です。

保育園時代~小2くらいまでは、手がかからなくて楽だと思っていました。
かなりスローなところが唯一の悩みでしたが、お友達にも優しく思いやりがあって素直で本当にいい子。

そんな娘からのママへの手紙はいつも愛に溢れていて、赤ちゃんからの想い出ボックスに厳選してとってあります。

誕生直後からベビーの足首に着けられる「○○○子ベビー」のタグとか。
助産師さんから「赤ちゃんの名前が決まったらお知らせください」と言われていた...遠い昔の入院中の記憶。
そんな思い出のモノと共に。

しかし、小3になってから徐々に親子でぶつかることが出てきました。

「こうなってほしいな」「これをやるといいよ」は親の価値観です。

でも目の前のこどもが、自分の理想としている考えと反対の行動を繰り広げたら、親としてどう反応しますか?

怒りは理想と現実のギャップが起こったところに発生するんです!!

親と子の間での怒りの正体は...これだったのですね。

声掛けをしても中々動かぬ娘...。
何度も繰り返して私が言うと機嫌の悪い態度を返すようになり、

私が諦めるタイミングになると、やっと娘が平然と動き始める。
心の中で「はぁ~…苦しい」
その諦めるまでの忍耐と負の感情。
心穏やかでいられない状態は体に悪いな~。

しかも上手に怒れないブレブレの子育てになっている自分に気づきました。

私の母は優しく心配性でやや過干渉だったので私も似ています。
私が子育てにおいて心配し苦しいのはここなんです。
私がこれを断ち切らなければ!!ととにかく勉強中。
これから思春期に入る娘の親として苦しいのはいやですから。

そんなわけで昨日日本アンガーマネージメント協会主催のイライラしない子育てシンポジウムに参加してきました。

日本アンガーマネージメント協会代表理事のお話と
「親と子のアドラー心理学」の著者の岩井氏のお話
乙武洋匡さんの個性を伸ばす子育てのお話
最後に3人の鼎談(ていだん)←対談が3人だと鼎談になるんですね。

どのお話も心にささってメモ取りまくり。

「怒りの正体とは」というアンガーマネージメントの理論のさわりの部分だけでも勉強になりました。

アドラー心理学の岩井氏のおっしゃる
「should」「must」は自分と相手を苦しめる

まさに私と娘がこれに突入しそうになっていて、私とても苦しかった!

親が子供に提供できるのは「参考材料」なんですね。

「個性を大事に」というキーワードは頭でわかっていても、本当にどこまでも個性を受け入れられるのか。

例えば、障害を持っているとか、将来同性愛者になってしまったとか。

3人のお子さんのパパでもある乙武洋匡さんのお言葉
子供の方で修正できないことというのがある。
受け入れられないのは親の問題。

一番心にささった岩井氏のお言葉。

子どもを信頼するとは
1.行動の知らない領域を詮索せずに受け入れること。
  信頼の初めには決意が必要。
  どんな結果も引き受ける決意。
2.そして忍耐。見て見ぬふりをする能力も時には必要。

学びの多い一日でした。
保育園の年長時から「子育て親育て」というノートを自分で作っていて、

読んだ本や講演会のお話をメモしまくっているこのノートに、親としての勉強・知識を蓄積しています。

ですが怒りの感情の上手な発信は訓練がいりそうですね。

子どもは怒られたという嫌な気持ちだけは覚えていて
親の真意は伝わっていないのです。

なので私は娘に怒ってしまった時には、なるべくすぐに「なぜママは怒ったのか」を私メッセージで書いて冷静になったときに読んでもらいます。。

「ママは○○だったから困ってしまった」
「ママは○○してもらえなかったから悲しかった」というふうに。

とりあえずこれだけでも実践中。


岩井氏の著書
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