先週末開催された国際宝飾展。
そこから見えるファッショントレンドをお伝えします。

BOHO(ボーホー)シック、鋭角ジュエリー、現代風パール、エシカルジュエリー、メイドインジャパン、一生ものジュエリー、など幾つもキーワードが。


BOHO(ボーホー)とは、ボヘミアンとNYのファッションエリア、ソーホーをかけたスタイルのこと。
チャンルーなどのアクセサリーブランドに代表される、ヒッピー、エスニック、レトロを掛け合わせた自由奔放なスタイルで、昨年大注目のトレンドでしたね。
その方のファッションにも寄りますが、リゾートファッション&リラックスファッションに最適ですね。
普段のファッションがそんなにカジュアルではないという方にも、大ぶりのピアスなど取り入れやすいと思います!
私が好きなのはこんな感じ。

 


ボヘミアンともいえるし、品も良い。

 

鋭角ジュエリー現代風パールものは、その名の通りシャープな印象のものを打ち出していて、今後も続くトレンドです。

エシカルジュエリーのエシカルとは「道徳的な、倫理的な」という意味。
ファッション業界では旬ワードで多くのメディアで取り上げられています。

「人道的な労働環境で生産されているジュエリー」
「地球に優しい素材を使っているジュエリー」

「コンフリクトフリーダイヤモンド」
「コンフリクトフリー精錬業者」などもこれに入ります。

コンフリクトフリーとは、「紛争に関与していない」という意味です。

アフリカなどの紛争地域では、ダイヤモンドや稀少な貴金属などがその周辺国の武装集団、反政府勢力の資金源や利益となり、市民を拉致しての労働、子どもをゲリラの兵士に育成して戦わせるなど非人道的、残虐な行為が行われました。

人の命と引き換えに貴重な資源が取引されている現実を付きつけられたら、それを購入することはとても受け入れがたい・・・。
宝飾業界も10年ほど前から、そういったところと取引をしない、阻止する為の策を講じ始めています。

私がお取引しているところのダイヤモンドはカナダ産です。
以前は小さなメレダイヤモンドでもカットにこだわって、どこどこ産のダイヤモンドでどこの国のカットがいいなどど話題に上ることもありました。
しかし、今は紛争地帯と関係がないカナダ産のダイヤモンドがいいなと個人的に思います。

ファッションに限らず食品などその他の産業もエシカルやフェアトレードに取り組むことはますます注目され、非常に大事なことになっていくでしょう。


メイドインジャパン
日本人ならではの丁寧さ、細やかさが生み出す日本製ジュエリーは、クオリティが高いものとして海外からの評価が実はとても高いのです。
私も「日本の可愛いと丁寧な仕事」をジュエリーで表現して広く知ってもらえるようにしたいなと思っております。

今回も長めの記事になってしまい、お付き合い有難うございます。