こんにちは、

土井です。

 

梅雨が明けて

一気に暑くなりましたが

いかがお過ごしですか?

 

人生の苦しさに耐えられなくて

 

自分の居場所がないと思い

悲しくなったり絶望的な気持ちになっていませんか?

 

もしそんな状態だとしても

自暴自棄にだけはならにようにして下さい。

 

「いかに自分の居場所を見つけるか」

というテーマでお話してきましたが、

 

今日はこのテーマの締めくくりとして

具体的な取り組み方のお話をしてみたいと思います。

 

 

 

苦しみに浸るということ

 

人は誰しも苦しい時は

早くその苦しみから逃れたいと思いがちです。

 

でもそこでもがけばもがくほど

苦しみは深まるものです。

 

私が高校生の時に父と姉(長女)と祖母を

船の沈没事故で同時に失った時がそうでした。

 

言い表すこともできない悲しさが

どうしようもない苦しみとなって

私を襲ったのです。

 

本当に神も仏もあるものか

という気持ちになりました。

 

そんな時に私を支えてくれたのは友達でした。

学校にもいけない私のために

毎日授業のノートを家まで持ってきてくれたのです。

 

そのお陰で私は苦しさを抱えながら

今の自分に何ができるかを考え始めたのです。

 

そして苦しさから逃げていた自分を発見し

その苦しさに浸りながら生きていく

という気持ちになることができたのです。

 

人生の苦しさや困難は

振り返ってみるとその人にとって大きな転機である

ということができるのです。

 

父が亡くなったために

父が経営していた会社の社長に母がなりました。

 

数十人という社員を抱えた会社を投げ出すわけにもいかず

 

私と姉(次女)と弟の三人の子供を抱えて

母は悲しんでいる余裕すらなかったようです。

 

その後姉(次女)は結婚し

ご主人が専務として母を助けてくれて

会社は今まで以上に発展していきました。

 

それまで専業主婦だった母には

意外と経営者として力があることが分かりました。

 

母の頑張っている姿を見て

私は大学受験に向かって拍車をかけるようになりました。

 

結局母は86歳まで現役の社長を続けることができました。

専業主婦だった時には考えることもできなかった

母の人生ではなかったかと思います。

 

もちろん母には自分を支える信仰があったことも

大きかったと思います。

 

 

 

自分らしさを極めること

 

人生は自分のイメージの造形です。

芸術家が何もない所から新しい作品を作り上げるように

 

自分の人生という白紙のキャンバスの上に

自分なりの絵を描いていると言っていいでしょう。

 

それは要するに

自分らしさを極めるということです。

 

未来は常に未知の世界ですが

自分の思い(イメージ)によって

日々具体的な作品を生み出しているのです。

 

そのイメージを構成する要素として

それまでのさまざまな体験が生きてくるのです。

 

人生の苦しみから逃げるのではなく

その苦しみに浸ることによって

自分が何をするべきかが分かるようになるのです。

 

父親が亡くなり母親が精神病院に入院して

一人ぼっちになった16歳のチャップリンは

 

そのさみしさ、苦しさに浸りながら

芝居小屋の中で一生懸命芸を磨くことに専念しました。

 

そしてついに

自分の人生を逆手にとって

悲劇を喜劇にするとういう境地を獲得したのです。

 

 

 

誰のために生きるかが大事

 

それは観客をどうしたら笑わせ喜ばせることができるかを

必死になって考えたからではないでしょうか?

 

チャップリンは自分の生活の苦しさよりも

観客のことを第一に考えたことによって

新しい境地を開くことができたのだと思います。

 

第一次世界大戦から第二次世界大戦へと

世界がどんどんおかしくなっていくのを感じながら

世界を風刺する芸人としての表現法を磨いていきました。

 

そしてそれが多くの人の共感を得たのです。

 

苦しい時にその苦しさそのものを取り除こうとするのは

自分自身のことばかりを考えている姿である

と言えます。

 

そういう状態の時は苦しさはなかなか消えることはないのが現実で

自分のことよりもむしろ誰かのためにという思いになった時に

道が開けていくということが言えるのです。

 

チャップリンは観客のためにあるいは世界を少しでも変えたい

という思いになったからこそ頑張ることができたのです。

 

私の母の場合

父と姉と祖母の三人が船の沈没事故で亡くなり

私よりも母のほうがはるかに大きな衝撃を

受けたのではないかと思います。

 

でも私たち家族のために

また父が経営する会社に残された数十人の社員のために

という思いから母は困難な状況に立ち向かっていくことができた

のではないかと思います。

 

誰かのためにという気持ちになると

人は思いもよらない力を発揮でき

自分の新しい居場所を見つけることができる

ということが言えるのではないでしょうか?

 

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