こんにちは。

心理カウンセラーの土井です。

 

沖縄では、もう梅雨が明けたようです。

他の地域はようやく梅雨入りみたいですが、

なんだかこの頃の季節はどうなっているのでしょうか?

 

季節だけでなく社会の変化も予測できないことが多いですね。

それはきっと社会を動かしている要素が

多様化しているからではないかと思います。

 

テレビだけを見ていると表面的な情報ばかりで

世の中を動かしている本当の力を見損なう

ことが多いのではないかと思います。

 

まさにネット情報にも注目していないと

時代の流れを読みそこなうのではないかと思っています。

 

でも最近は「そこまで言っていいん会」とか

「正義のミカタ」のように

 

ネット情報なども取り入れた番組があらわれて

面白いなと感じることもあります。

 

でもどんなに世の中が変化していっても

そういうことに煩わされないで人生を常に楽しく生きていくあり方

というのは必ずあるのではないかと思います。

 

とくに、心を病んだり、人生を生きずらいと感じている人にとっては、

そういう社会のことよりも日々の自分の在り方が何より切実ですから、

 

そういう人のことを意識しながら

このブログを書いていきたいと思っています。

 

「うつ」になるメカニズム

 

ここ数十年の間に世の中の多くの人たちに心の余裕がなくなり

子育ても格差が大きくなっているのではないでしょうか?

 

その結果「うつ」「社会不安障害」といった

心の病気にかかる人が増えています。

 

その原因が6歳までの家庭環境にあることは

多くの精神病理学者の共通の見解であり、

 

私自身長年カウンセリングしてきて

実感しているところです。

 

親の間違った子育てによって

その子が人として順調な自立の道を歩むことができなくなり

 

いわゆる「アダルトチルドレン」が増えて

「うつ」をはじめさまざまな心の病を発症し

人生を半ば諦めている人がたくさんいます。

 

でも、

それらの人たちも諦めさえしなければ必ず解決の道がある

ということも私のカウンセリング経験から

確信をもって言うことができます。

 

そういう人がなかなか変われないのは

これまでの自分の人生の延長線上に自分の人生を考えているから

と言っていいでしょう。

 

どんな人も先のことは分かりませんが

誰もが無限の可能性を秘めています。

 

だから諦めさえしなければ必ず自分の人生を

変えることができるはずです。

 

そういう発想を持つことが何よりも大事なのです。

 

ではどうすればそういう発想持つことが出きるのでしょうか?

 

アメリカ人の精神科医フランク・ミナースとポール・メイヤ―が書いた

『うつをやめれば、楽しくなる』PHP)という本があります。

 

この本の元のタイトルは『Happiness Is  a Choice』で

「幸福は選ぶもの」だというわけで

「うつ」もまた本人が選んでいる

というのです。

 

この本のタイトルを見て,「うつ」は自分で選んだなのではない、

と思う人もいることでしょう。

 

でもこの本の著者は「うつ」はその人が何らかの理由で選んでいるのであって、

なりたくてなっているというのです。

 

ではその理由とは何でしょうか?

 

一つは、罪悪感からです。

 

子どものころ厳しく育てられた人は

親が正しく、自分が完璧でないのは自分のせいだと思いこみがちです。

 

その間違った罪悪感が怒りとなって内に向かうことによって

「うつ」という状態を生み出すというのです。

 

要するに、自分を罰するために

「うつ」を引き起こしているというのです。

 

そして二つ目は、

「うつ」になることによって得られる利得から

「うつ」を選んでしまうというのです。

 

幼少期に過保護に育ったり、厳しすぎるぐらい厳しく育った人は

他人との距離感が分からず、他人との親密さが欠如しがちです。

 

そのため常に孤独感に苦しむのです。

その結果、他人の同情心を誘うために「うつ」状態を選んでしまう

というのです。

 

「うつ」だと言って落ち込んだり引きこもっていると

必ず誰かが同情してくれ構ってくれるからです。

 

ですから

「うつ」を選ぶといっても

それは意識的というより

無意識的に選んでしまうということなのです。

 

これら二つの要因が「うつ」になる主な要因なのです。

 

諦めない人生

 

どんなことでも同じですが

何かを改善するにはその原因を把握することが大事です。

 

「うつ」を改善するのも

このようなメカニズムが分かればやりやすくなりますが、

実際には、それを知らない人がほとんどだと言っていいでしょう。

 

精神科医はこういう啓蒙活動を積極的にしてほしいものです。

ほとんどの精神科医がわずかな時間の面談で薬を処方するのが実態です。

 

とくに「うつ」を患っている人の親への啓蒙

親の果たすべき役割についてきちんと説明してほしいものです。

 

なぜなら「うつ」の原因を作ったのが親であれば

その子が発病した時に親が果たすべき役割があるからです。

 

日本で初めて心療内科を開いた

九州大学の池見酉次郎先生はクライアントの治療の一環として

親への面談を実施されました。

 

「うつ」は決して不治の病ではありません。

薬だけに頼らずきちんとそのメカニズムを学んで

カウンセリングを受け続ければ

必ず良くなるはずです。

 

「うつ」を病んでいる人の多くが薬だけに頼って

いっこうに改善しないまま諦めている人が多いようです。

 

さまざまな課題の解決によってうつは改善される

 

人が生きていくということは

さまざまな課題をひとつづつ解決していくということです。

 

その課題は

1 生活に必要なお金を稼ぐこと

2 人との関係を良好に保つこと

3 生きがいを感じるようなことを見つけること

4 他の人のために役立つことができること

5 病気や挫折などの悩みを解決すること

 

などですが、

いずれかに失敗することで人は生きる目的を

見失ってしまうことがあります。

 

とくに対人関係が重要で「人との関係」の中には

「恋愛」「夫婦」「親子」「職場の関係」など

いろんなケースがあります。

 

「うつ」の人が良く発する言葉に

「何のために生きているかが分からない」

というのがあります。

 

幼少の頃から

自分のことを自分で解決しないで

親や家族に頼って生きてきた人は

上にあげた課題を解決する力に乏しく

失敗を繰り返して行くうちに「うつ」になる

ケースが多く見られます。

 

そういう人は一刻も早く

適切なカウンセラーを見つけて

「諦めない人生」を歩んでほしいと思います。

 

 

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