母にアービタックスの効果はなかった・・・ | 「ハハ」への懺悔

母にアービタックスの効果はなかった・・・

2009/5/16


母とウチの引越しも無事終わりましたが、まだバタバタとした毎日を送っています。


さて、2/6から使い始め大いに期待していたアービタックス。


白血球が下がりすぎて一度だけ中止になったものの、計画通り順調に進んでいたのですが・・・


10回目を終えCT検査をしたところ、肝臓の腫瘍が肝臓の1/3を占めるまで大きくなり、肺の腫瘍も数が増え、結局母に


「アービッタクスの効果はなかった」


と判断されました。


先生は母に

「全く効いてないとは言えない。

点滴のお陰で今の状態に抑えられてるのかもしれないし、もう少し続けてみますか?」

と。


そのとき母ははっきりと答えを出しませんでした。


その後、母が化学療法室に入ってから私だけ先生に呼ばれ

「多分これ以上点滴を続けてもあまり意味がないかもしれない。

副作用や週一通院のストレスを考えたら治療自体をやめるという決断もある。

でも今まで頑張ってきた治療を突然やめるというのは本人にとって精神的にとてもキツすぎると思う。

効果が薄いと分かった上で飲み薬に変更してもいいですよ。

お母様は今の状態でよく頑張ってると思います」


そして母は5/14に、飲み薬に変更したいと先生に申し出ました。


あんなに辛い副作用も、薬が効いてると信じて我慢して頑張ってきたのに本当に本当に残念でなりません・・・


どこかのかみさまへ。

ガンがきえないのはわかっています

だからきょうぞんしていくかくごができているのにまだこれいじょう母をくるしめないときがすみませんか



新居にはハハが4月に、私達は5月に入居した。


実家の荷造りはハハ一人では到底できないので、泊り込みでやった。


そして新居でも荷解き、次はウチの引越し、その間にも通院と、私は本当に疲れ切っていた。


そんな時期での「アービタックス効果なし」宣告。


新しい家で心機一転するはずがハハの落ち込みようは尋常でなく、私も溜息ばかりの毎日だった。