離婚の際の「共同親権」について

話題になっています。

 

この共同親権については、以前から少し関わりがあるので

私の考えを書いてみようと思います。

*関わりというのは、前職の部下が「共同親権を法制化する活動」

 に関わっていて、その話を聞いていたというくらいです。

 

 

夫婦が離婚する際に、18歳以下の子どもがいる場合

「夫婦のどちらかが親権を持つことと決めなければいけない」

というのが今までした。

 

離婚の際にどちらが親権を持つかでもめて、

離婚が先に進まないというケースも多かったのです。

(私の身内でも、親権でもめて3年かかって

ようやく離婚が成立した夫婦がいます)

 

 

私は、48歳の時に離婚しましたが、

子どもたちは2人とも成人していたので

親権の問題はありませんでした。

 

 

共同親権が法制化されれば、

夫婦両方が共同で養育に関わることができる

というのが共同親権です。

 

 

家庭裁判所の調停で

共同親権を決めるのではなく

夫婦の間で決めることもできるのですが

これが難しい。

 

そもそも夫婦の間で「話合い」ができて

お互いが納得できれば

「単独親権」でも「共同親権」でも

問題はない筈なのです。

 

 

この

「話合いができない」

 

ということが一番の問題だと私は思っています。

 

もちろんDVやモラハラ等は例外ですし

その場合、

置かれた環境から身を守ることが最優先です。

 

 

人生相談などで夫婦問題の相談の回答として

 

「夫婦でよく話し合いましょう」

 

などという回答を見かけますが

 

「話合いができないから相談しているので、

話合いができれば当事者同士で解決できるのだ」

 

と私はいつも感じます。

答えになっていないのです。

 

 

では、話し合いをするにはどうしたらいいのか?

 

そもそも私たちは、成長する過程で

「話し合いの技術(スキル)」

 

を学んできていません。

 

大人になって、

特に感情が揺れ動き対立が生まれやすい

夫婦関係の場で

急に「話合い」をしようと思っても無理なのです。

できなくて当たり前。

 

なので、話合いができないまま、感情をぶつけ合って

疲弊していき、話すのもイヤになり

だんまりを決め込み、

更に話合いどころではなくなる。

 

ということが起きているのです。

 

解決策は、ひとつ。

 

「プロの第3者に入ってもらう」

 

タイミングは、問題がこじれる前がベストです。

 

このタイミングに関わってもらえると

そもそも離婚しなくて、関係修復できる

こともあるのです。

 

 

「なんとなく夫婦関係がぎくしゃくしてきた」

「お互い忙しく、日常会話は事務連絡のみ」

「ちゃんと話そうと思ってもきっかけがつかめない」

「できれば離婚はしたくない」

「関係を修復して、仲良く暮らしたい」

 

 

完全にこじれる前の

そんな気持ちの時に、

外部のプロの第3者に相談する。

 

 

米国では、「夫婦カウンセリング」を日常的に

使っていると聞きます。

(それでも離婚は減らないのですが・・)

 

 

私は、離婚することが悪いと言っている訳ではありません。

 

 

私自身も離婚経験者ですし

その自分自身の反省も含めて

 

言いたいのは

 

理由がわからないまま

もやもやしたまま離婚する。

納得できていないまま離婚する。

子どもにとっても最善を考えられていない。

 

こういう状態で離婚するのではなく

 

ちゃんと話し合って、お互い納得して

子どもの最善を考えた上で

 

離婚して欲しいということ。

 

それこそが、

離婚後の人生に1歩を踏み出す為

未来につながる離婚になると

考えているのです。

 

そんなお手伝いをしたいと思い

「対話の為のプログラム」も用意しているので

是非、興味を持った方は、ご連絡いただけると嬉しいです。

 

 

全ての子どもたちに明るく幸せな未来を!

 

子どもの日・母の日に想いを寄せて

 

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