人を「頼る」のと
人に「依存する」のは
何が違うと思いますか?

「頼る」はなんとなく
ポジティブなイメージがあり、

「依存する」は
ネガティブなイメージがあるかと思いますが、具体的にはどう違うんでしょう?

◼️人に「頼る」と「依存する」の違い

僕はこの2つを
こんな感じで分けて考えています。
(これは飽くまで個人的な解釈です)

①人に頼る

自分に「出来ないこと」を、
相手にお願いすること。

②人に依存する

自分で「出来ること」なのに、
相手にお願いすること。

例を上げると、
車イスの人はコンビニの上の棚の商品に手が届かないので店員さんに取ってくださいとお願いする。これは自分が「出来ないこと」を頼むので①の人に「頼る」です。

一方で、
もう働ける年になって心身共に健康なのに、ろくに働きもせずに実家暮らしをしながら生活を親に頼っている。これは自分でも「出来ること」を人にしてもらっているので、②の「依存する」になります。

◼️人を頼りすぎるのも問題だけど、全く頼らないのも問題

大学時代に教授に質問しに行ったら
「お前、ちゃんと自分で調べたのか?質問する前に最低限のマナーとして、自分で調べられることは調べてから来い❗️💢」
と怒られたことがあります😅

つまり、
自分で調べれば分かることを教授に聞くのは、自分でも出来ることを人に頼む②の「依存」なので、教授は怒ったわけですね(笑)。

だから、
教授に質問する際は、自分で調べた上でそれでも分からないこと、自分では「出来ないこと」に関して教授を「①頼る」ようにしなさいよ、という教えだったのだと思います。

こんな感じで
「人を頼りすぎる=②依存する」のは問題ですが、逆に「全く人を頼らない=①を全くしない」のも問題かなと思います。

昔から
「自分のことは全部自分でやらなきゃ」という思い込みがあったので、

うつになって働けなくなった時も
「人に頼っちゃいけない、自分の力で何とかしなきゃ❗️」と思ったものの、自分の力だけではそこから抜け出せなくて、長い間一人で問題を抱え込んでどつぼにハマっていました💦

そんな泥沼のような悪循環から抜け出せたきっかけとなったのは、自分一人で頑張る限界を受け入れて、主治医の先生や家族・友人など「①人に頼る」ことを始めた頃から、少しずつ改善に向かって歩み出せるようになりました✨

◼️まとめ

はい、というわけで、

今日は
人を「頼る」ことと「依存する」ことの違いは、自分に「出来ないこと」を頼むか、自分でも「出来ること」を頼むかの違いであること、

「人を頼りすぎる=②依存する」のも問題だけれども、

「人を全く頼らない=①人を頼る」ことを全くしないことも問題である、

というお話をご紹介して見ました。

自分で出来ることは自分でやりつつ、
自分の力で出来ないことは健全に人に頼れる・お願いできるようになるといいですよね🍀