#183
銃弾と爆音が響き渡る戦場で、
汗と泥と血にまみれて、
男たちが命をかけて戦う。
▲ブラット・ピット主演の戦争映画「ヒューリー」。
そんな戦場の姿は、すでに過去のものとなりつつあります。
現代の戦場は、ドローン戦争。
ラスベガスにある、クーラーが良く効いた部屋の中で、
まるで「ゲーム感覚」でドローン(無人戦闘機)を操って、
アフガニスタンにいるテロリストを爆撃する・・・
今日はそんな、「世界一安全な戦場」のようすを描いた映画、
「ドローン・オブ・ウォー」について、ご紹介してみたいと思います。
<目次>
(1)映画「ドローン・オブ・ウォー」の予告映像。
(2)ストーリー:「これが現在の戦争だ―。」
(3)映画スタッフとキャストが語る、現実を忠実に再現した映画
(4)まとめ
(1)映画「ドローン・オブ・ウォー」の予告映像。
まずはご覧下さい、
これが、世界一安全な現代の戦場を描いた
「ドローン・オブ・ウォー」の予告映像です。
(2)ストーリー:「これが現在の戦争だ―。」
主人公は、アメリカの元空軍パイロット、トミー。
しかし、彼が今後ジェット機を操縦することは、
おそらくないだろう。
なぜなら、「現代の戦場」は
ラスベガスの空軍基地にある、
「ボックス」の中にあるから。
ラスベガスに位置する、このボックスから、
1万2千キロ離れたアフガニスタンの上空3千メートル、
およそ富士山の高さの高度を飛ぶ、ドローン(無人戦闘機)を、
まるで「ゲーム感覚」で操縦。
モニターでターゲットを確認して・・・爆撃。
これが今の彼の仕事であり、
これが「現代の戦場」である。
仕事が終わったら、
ラスベガスでの「夢の生活」が待っている。
ラスベガス近郊の自宅に帰り、
冷たいビールを飲みながら、
戦場では味わえなかった
子供たちや奥さんとの、憩いのひと時を楽しむ。
そして次の日には、
また「ボックス」のなかの戦地へ。
しかし、武装した兵士のみでなく、
その救助に向った民間人を爆撃し、
テロリストの要人の葬式に立ち会った、
彼の弟や関係者ごと、容赦なくドローンで爆撃。
そんな、
無情で卑怯すぎる戦闘行為を重ねるうちに、
次第に、彼の心はむしばまれていく・・・
(3)映画スタッフとキャストが語る、現実を忠実に再現した映画
以下の2つの映像は、映像スタッフとキャストが語る、
この映画が、いかに「現在の戦争」を忠実に再現しているかを語る
インタビュー映像です。
▲車に張られたステッカーから、LEDの形まで、細部に至るまで現代の戦場そのものの姿を忠実に再現!!
▲国のために命を張っていた兵士が、快適なボックスの中で人を殺し続けることは、果たして正義と言えるのか??あるいは、「ゲーム感覚の戦場」は罪で、血まみれの戦場で命を危険にさらしながら戦えば、それは正義と呼べるのか?様々な疑問が頭をよぎります。
(4)まとめ
はい、というわけで、
今日はドローンを使った「ゲーム感覚」の現代の戦争、
その実態を忠実に描いた映画、
「ドローン・オブ・ウォー」をご紹介してみました。
以下のホリエモンさんのコメントにあるように、
ただ「ゲーム感覚」で戦争をする、
というだけでは済まされない、
ボタンを押すだけで、簡単に人を殺せてしまう。
戦闘員だけでなく、民間人も、次々に殺さねばならない、
過酷過ぎる精神的負担が、重く兵士たちにのしかかる
現代のドローン戦争。
最近では、「アイ・イン・ザ・スカイ」という映画でも、
この現代のドローン戦争の様子が描かれています。
よろしければ、そちらもチェックしてみてください。