前回のお話からしばらくたち、小康状態を保ちながら息子は22才になった。

彼は相変わらず実家に住み、同じ事業所に通い、同じ病院に通い、ゲームや無駄遣いをして過ごしている。


私はといえば、今年はブログを沢山書こうと思いながら毎日の生活に追われ何も書けず、あっという間に10月を迎えた。



その間息子に、運転免許を取ってみてはどうかと提案した。



以前息子が転職を考えていた際ケアマネに、A型事業所がとても少なくなっている話を聞いたり、夜型生活の息子にとっては夜シフトの仕事も考えても良いかもという話が上がった事があったので、

今後の為にも若い内に免運転免許をとっておく方がいいかもという話をしたのだ。



閉塞した毎日に少しか自己評価を高くする出来事があってもいいのではないか、なんて事も思い、優しい授業で評判の自動車学校に行かないかと打診した。

本人も乗り気で、色々と乗りたい車について調べたりしており、これから始まる新しいチャレンジにワクワクしているようだった。



そうして病院と自動車学校に障害ありの免許取得について相談し、どちらからも許可をもらい、学生の少ない空いている時期に自動車学校に入学した。





ところが、だ。



運転の授業だけは張り切って行くのだが、座学の授業を全く受けないのだ。


今はオンラインでも座学の授業が行われており、家でも受けられるのだが、


·家ではやる気が出ない

·座学の為だけには自動車学校に行けない

·休みの日は家から出たくない

·数カ月の学校の期限中に取ればいいのだから焦らせるな



と色々言い訳をして、半年を溶かしたのである。



やれと言われればやりたくなくなる。

言われなかったらいつまでも腰を上げない。

親がお金を出した学校だもの。

仕事と違ってやらなくたって特には困らないのだから、やるはずもなく、とうとう半年がたった。




残りはせいぜい3ヶ月。

ここから仮免〜なんて、無理ゲー。

健常者じゃないんで、焦る時期になったらここから動けるなんてシステムは搭載されていない。



なだめてもすかしても脅しても、行かないものは行かない。


そうこうしてるうちにもう体調不良の時期がきて、残り期間は2ヶ月。


自動車学校から来校のおすすめのお知らせも最早来ない。




まあそんな感じで何の実もなく、またしても人生の授業料として30万円以上徴収されただけ。





本当、何回やったらわかるんだよ私…


何度挑戦したってダメなの、いつになったらわかるんだって。



毎年毎年何かに挑戦させて、私にとっては莫大なお金かけた結果、毎年惨敗するという。



出来ないんだから。

努力が。

コツコツやるという事が壊滅的に出来ないんだから。



なのに、調子良さそうだと、やってみるかい?って言ってしまう。


もう諦める事を覚えたい。




息子の頭の中は一体どうなっているのか、

なんで、やってみたいと言ったのか。


なんでいつも結局やらないくせに、挑戦したがるのか。



出来ないってわかっていても、挑戦したい息子。

挑戦したいって言われたら、出来ないってわかっていてもやってみるかいと思ってしまう私。



まあ結局、似た者親子なのか。





今年もまた、塞ぎ込み始めた息子に慣れてしまって

最近は鼻歌歌いながら、晩酌している私です。