[モテ文章講座 資料3]★「泣きたいと思った日」あゆみG化計画~実録・ブランディングの舞台裏 | 藤沢あゆみオフィシャルブログ Powered by Ameba

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作家。著書29冊。相談30000件超。ananによる信頼できるカウンセラー20人の1人。NHKEテレハートネットTV出演。2023年4月「バズる!ハマる!売れる!集まる!WEB文章術 プロの仕掛け66」発売9日で増刷、7月18日枚方蔦屋書店で101人講演会開催

[モテ文章講座 Chapter1 藤沢あゆみ講演・モテ文章講座 
~心に火をつける7つのアクション

3)あなたもできる!感動を呼ぶストーリーの作り方

状況と気持ちを分けるとは?スタジオジブリの作品



あゆみです。

あゆみG化計画、その第12回。

 

 

久しぶりに泣きそうになった。

 

「わたしは、ただやせるためだけにダイエットしてるんじゃないんです!」


自分でもわけのわからないことを言ってると思ったけど、止められなかった。

 

 

久しぶりのクリニック。

1週間、外食生活だったけど、太ってなかった。

 

わたしの経過はかなり順調だそうで、クリニックのスタッフさんからこんな提案があった。

 

「ここで腕が一気に細くなると本当に若く見えますね」

 

そう、このクリニック独自の方法で、身体に電流を通し、部分的に脂肪を汗などで体外に出す方法がある。

 

わたしがこのクリニックを選んだのは荒木師匠も通っていたからでもあるけど、タクシーの中で見たこの技術のチラシにもひかれたからだ。

 

太ももも気になるけど・・・

 

「ももは言われるほど気になりませんよ。ショートパンツお似合いですし、ウェストもしまってらっしゃるから、これで腕がやせると完璧ですね」

 

確かに、細くはないけどウォーキングレッスンでももの形が変わってきている。

 

腕は、食事やウォーキングだけではなかなかやせない。ビリーズブートキャンプでは力こぶがついてしまうので女性らしく程よくしまった感じにするのが難しいのだ。

 

もちろん別料金の必要な施術だけど、ここまで頑張ってきたのだ、少しくらい楽に加速させたい。

 

これで身体のG化が一気に進むとわくわくした。

 

ところが・・・

 

思わぬ障害が立ちはだかった。

 

わたしには血管系の持病がふたつある。どちらも治療は終わっているからこれから悪化するということはない。でも・・・

 

この施術でもしも血管に何か異変があった場合責任が取れないから、あなたはこの施術を受けることはできませんと言われてしまったのだ。

 

「もし何かあった場合、誰が責任をとるんですか?」

 

ドクターは言った。

 

「二言はありません、やると決意をしたのはわたしですから、何かあっても御社を訴えるとかはいたしません」

 

わたしはドクターの目をまっすぐに見据えてそう言った。

 

「気持ちはわかりますけど、ここまで順調じゃないですか、そんな危険を冒してまでやらなくてもいいんじゃないですか?」

 

「わたしは・・・これをたんにダイエットのために取り組んでいるのではないんです、わたしの仕事を知っていただいているから言いますが、自分次第で未来はかえられるよ、そのことを身をもってみんなに示すためにやっているんですね」

 

言いながら泣きそうになる。

 

人はどういう時悔しいと思うのか、挑戦して及ばないのは実力のせいだから力をつければいい、またチャレンジすればいい。だけど・・・努力のスタートラインにも立てないとしたら・・・。

 

このダイエットの経験でわたしは人は変われるとより実感している。でも今、変わる可能性すら断たれている。

 

持病は自分に不利な条件を敷いているから、それを努力でカバーしようとしているのに、ほかでもない持病が可能性すらも絶ってしまうのだ。

 

持って生まれた物を恨まない心をわたしはどれくらい鍛えただろうか。

 

子供のころは、自分だけ違うことを恨まないのは難しかったから、もし隣に同じ条件の人がいたらその人より明るくなろうということから始めた。

 

わたしは誰に習うこともなく、自己啓発書もビックリのこんな心の持ち方を自分で見つけた。

 

でもまたしても試されることがある。

 

一方でアツくなっている自分を冷静に見ている自分もいた。ドクターに泣きそうな声で訴える自分を撮影したらこれって結構山場だなと(笑)

 

そして、自分の強い意志にも改めて驚いた。

 

 

あれからわたしは歩く時も腕を意識している。

 

ぞうきんを絞るように腕を回したり、ウォーキングスクールで習った腕を後ろにだけ振りながら歩いたり。

 

条件が悪かったからこれはできなかった・・・そんな風にだけは思いたくない。